今年はコロナも終息して、いろいろな場所で解放感を味わった1年でした。
しかし一方では、
生成AIの出現により、活用すれば業務において有効な時間の使い方が可能になるタイムパフォーマンスの向上や、人手不足をデジタル活用で解決する生産性の向上など、今までとは違う、息苦しい仕事環境にストレスを感じながら仕事をしている人たちもいるようです。
歩けば整う
このような社会環境の変化により、自己肯定感を持てなくて心を病む人も多くなっています。
精神科医や僧侶の方が書いた書籍が多く読まれるようになっているのは、その証左でしょう。
その中の一冊、精神科医で禅僧である川野泰周さんの『歩けば整う』には、歩くことに集中するマインドフル・ウオーキングのご利益が書かれています。
心を今に集中するマインドフルネスになれば、あるがままの自分への思いやり、慈しみの気持ち「自慈心」が養われ、自己肯定感を得ることができるようになります、と川野泰周さんは言っています。
人の歩みのスピード
今、自宅と東京を往復しながら仕事をしています。
東京から自宅のある地方の街福井へ戻ると、最も感じるのは人の歩みのスピードです。人の歩みのゆっくりさに、ほっとします。
東京の地下鉄や電車は3分~5分間隔程度で運行しているのに、小走りに走りながら、駅に向かい、エスカレータは速足で歩いて降りる。いろいろ理由はあるのでしょうが、東京では人はどうしてそんなに急ぐんだろうと思う。郷に入れば郷に従うで、私も人の流れに沿いながら、歩くスピードはいつのまにか速くなっています。こんな東京と自宅を往復しながら仕事をしていると、脳と体には疲れが溜まってきます。
来年の小さな目標
いつもの散歩道沿いの故郷の川は、ゆったり流れています。
せめて福井に居るときには、川の流れのように、足の裏に意識を集中しながら、ゆったりと散歩をしようと考えています。脳と体を休め、免疫力を維持しながら、ITCの仕事をしながら人生も楽しむためのマインドフル・ウオーキングです。年末に誓う、来年の小さな目標です。良い年をお迎えください。
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西やん (土曜日, 13 1月 2024 19:44)
もっとゆっくり歩けばいいと思っても早くなってしまう。
早く歩くのは貧乏性、(精神的に)なのかもしれません。
2024年は歩くスピードを少し緩くしてみましょう。
横屋俊一 (土曜日, 13 1月 2024 22:25)
西畠さん、コメント有難うございます。ある人が言っていました。大人数で暮らす東京ならではの知恵ですと。そんなに急がないと東京では暮らしていけないのかと思ってしまいます。エスカレータの階段を急いで歩いて降りるのも、右側を急ぐ人に空けるのも、皆ながするから私もするという、日本人特有の「右に倣え」の国民性なのかなと私は思っています。「右に倣え」に従って、エスカレータの階段を踏み外して怪我はしたくないし、「右に倣え」に従わないと喧嘩沙汰になるのも嫌だし、傘寿を前にしたジジーはハムレットの心境です。