スマート・エイジングという生き方

後期高齢者の仲間入りして2年が経ち、4月には喜寿を迎えます。

これまで大病もせず、歳を重ねてきました。歳を重ねることを加齢、エイジングといいます。

(出典:東北大学特別セミナー「SDGsの時代とスマート・エイジング・ビジネス」川島隆太教授講演資料)

スマートエイジング

人だけでなく万物すべてにエイジングがあり、

その本質は「時間とともに対象物の性質が変化すること」だといいます。

東北大学の村田特任教授は、人にとってのエイジングをもっと前向きに捉え、

スマート・エイジングを提唱しています。

スマート・エイジングの意味することとして、このように言っています。

「高齢期になっても人間として成長でき、より賢くなれること。齢を重ねるにつれ、私たちの身体や心は、いろいろな面で変化します。この変化は辛いことが多いのが現実です。そういう変化にももっと賢く対処する生き方を考えましょう」と。

加齢や老齢化にはネガティブなイメージがありますが、

スマート・エイジングには心豊かに自分らしく生きようとするプラスの側面を感じとることができます。

 

自分らしく生きるための3つの秘訣

村田特任教授は、

人生100年時代を生き抜くための10の秘訣を著書『スマート・エイジング』に書いています。

健康を維持するためのバランスのとれた食事と適度な運動は当然ながら、自分らしく生きることが大切だと。自分らしく生きるため3つの秘訣として書かれていることは、

秘訣その8「お金を稼げるために自分軸で生きる」、

秘訣その9「他人の役に立つことをする」、

秘訣その10「好きなことに徹底的に取り組む」です。

私にとっての3つの秘訣はどうなのか。今、思いを巡らしているところです。

 

秘訣その8「お金を稼げるために自分軸で生きる」について

会社軸で生きていたときには、大変辛いことも数度ありました。

人の意志で左右される会社軸で生きることに見切りをつけ、

自分軸で生きることを決断し、会社を創業したのは20年前のことです。

14年間、経営者として私と社員の家計を支えてきました。

会社の安定的な継続とITコーディネータ(以下、ITC)としてのもう一つの自分軸で生きたいと考え、

6年前、某企業に会社の事業を承継してもらいました。

それぞれの決断は間違っていなかったと思っています。

 

秘訣その9は「他人の役に立つことをする」について

ITCの資格を取得して20年。

この間、ITを経営の力とするIT利活用の支援をとおして中小企業の経営者から感謝されることがあり、

少しは他人の役に立つことができたのかと感じています。

今後も出来るだけ長く、人から感謝されることを励みとして、ITCの仕事をしていきたいと思っています。

6月からは、中小企業の経営者だけでなく、ITCの方にも役に立つ仕事をすることになりそうです。

 

秘訣その10は「好きなことに徹底的に取り組む」について

明日ゴルフだと思えば、翌朝はどんなに早い時間でも起きますよね。

ゴルフでなくても、好きなことやりたいことがあれば、その日は楽しいですよね。

今の私には、そのような徹底して取り組める好きなものはありません。

しかし今のところ、キョウヨウとキョウイクの日々があり、

これが自分らしく生きていることだと思っています。

 

歳を重ねる(エイジング)ことをマイナスに捉えず、

プラスの側面を考えるスマート・エイジングという生き方。

喜寿からも、こんな生き方をしたいと願っているところです。