人との出会い

これまで多くの人との出会があった中、

大きな刺激と気づきを与えてくれた人、ロールモデルにしたいと思う人がいました。

これらの人たちに共通するのは、

自分に無いものを持ち、自分とは正反対の思考や行動パターンを持った人だったような気がします。

このような人にはなれなくても、少しでも真似したいと思ったものです。

Yさんとの出会い

船上から見える京浜工業地帯の工場夜景。

久しぶりの東京への出張、イベントを終え、工場夜景クルーズに乗って撮った夜景です。この夜景を見ると、懐かしい思い出が蘇ってきます。大学の金属工学科を卒業し、就職した会社の工場が夜景の中にあるはずです。

高度成長期の真っただ中、深夜まで仕事をするのが当たり前の時代。職場の先輩Yさんの仕事振りには大きな刺激を受けたものです。

今はパソコンですが、その当時は手回し計算機で、夜遅くまで統計解析していた姿を思い出します。

夜勤明けには、工場から登山に直行。飲めば、豪快。バイタリティのある男っぽいYさんでした。

社会人として初めて刺激を受けた人でした。筋萎縮症で、数年前に亡くなりました。もう会えないと思うと、残念です。

Mさんとの出会い

4年後、故郷福井にUターン。就職した工作機械メーカーで、生産管理の仕事の他に、工作機械にマイコンボードを組込み、制御する仕事も担当することになりました。外注していたマイコンボードの出来が悪く、困っていたときに助けてくれたのがMさんです。それ以来、付き合いが続き、IT業界に転職し、今ITコーディネータとして仕事が出来ていいるのはMさんとの出会いがキッカケになっています。彼の持つ、恐れを知らない突破力、構想力。私には、決して真似出来ないことです。

 

Fさんとの出会い

3人目は、会社を創業する前に出会ったFさん。中小企業診断士の資格取得のためセミナーを受講していたときの講師でした。受け取った彼の名刺には驚かされました。裏面には取得した資格名がびっしり書かれていたのです。数々の資格は、中小企業診断士、米国公認会計士、PM、多くの上級情報処理技術者資格など。その他もありましたが、思い出せません。凄いの一言です。夜外で飲む時間はもったいない。自分の勉強のために費やしたい。そんな彼ですが、夜の飲み屋で数回、私の相談ごとに付き合ってくれました。博学な彼からは多くの刺激を受け、気づきをもらいました。東京で超一流のシステムコンサルタントして働き、金沢に戻り大学の助教授。辞めて、今なにしているのだろうか。何をやっても一流の人です。

 

Kさんとの出会い

今年80歳になったKさん。博学で慧眼を持った方です。私のITコーディネータ(以下,ITC)としてのロールモデルでした。ITCとして、いろいろ親しくお付き合いさせていただきましたが、2年前ITCの資格更新をせず、ITCを辞めました。その後のKさんらしい生き方をFBで拝見していますが、素晴らしい生き方は真似できません。しかし、ITCとしてKさんの歳まで頑張ることは出来るかなと思っています。

 

K会長との出会い

最後は、K会長です。私がITCになり、まだ駆け出しの頃にお付き合いさせていただいた、金沢市で中古自動車のリサイクル業を営んでいる会社の会長です。

ITCの支援で最も大事なことは、経営者との信頼関係です。

仕事を頼みたくなるITCとは、「・・・我々の業界のこと、全体像をよく理解したうえでアドバイスをいただけることです。兄弟みたいなお付き合いをさせてもらっています」と。

IT化の支援をとうしてK会長と対話を積み重ね、

こんな言葉をK会長が語っていただけるほど、深い信頼構築を構築することが出来ました。

K会長との出会いは、経営者としてITCとして多くの気づきを得、未熟だった自分自身の成長にもつながりました。

岐路の判断に影響を受ける人との出会い

刺激を受け、気づきをもらえる人との出会いは、自分を高めるための努力を強いるキッカケになります。

私たちは、岐路に立たされるとき、右に進むか左へ進むかを判断しなければなりません。

この判断には少なからず出会った人との影響を受けていますす。

確かに今の私の現在地も、人との出会いの結果です。

これからも、刺激を受け、気づきをもらえる人との出会いを大切にしたいものです。

数年前出会い、コロナ禍でしばらく会っていないHさん。どうしているだろうか。