3種類の定年
ブログのタイトルは、『定年格差』(郡山史郎著)のサブタイトルになっている言葉です。
今年4月からは、70歳までの継続雇用(努力義務)。将来に向けては、70歳定年への移行。働き方が大きく変わろうとしています。
この本の著者は、定年には3種類あり、
どんな定年を選択するかによって、定年後の生き方に大きな格差が生じると書いています。
・第1の定年は、「形式定年」。
これは国が定め、現在多くの企業が取り入れている60歳定年、65歳までの継続雇用という定年制度です。
・第2の定年は「自然定年」。
45歳前後から体力・知力が落ちてきます。人間は誰しも抗えない老化による定年です。
・第3の定年は「実質定年」。
著者は、5,000人以上の定年前後のシニアをサポートしてきた経験から、自分で自分の定年を新たに再設定
し、自立的な生き方をする第3の定年「実質定年」を薦めています。
働くことは喜び
働き方には、会社で、フリーランスとして、地域でのボランティア活動など様々な形があります。
どんな定年であれ、定年後も働くこと、働けることは人として大きな喜びを感じることができます。
働く(ハタラク)は、傍をラクにして誰かの役にたつこと。
そして、まだ自分は社会に必要とされているんだと思えること。これが働くことで喜びを感じる理由です。
まだまだ人のため、社会のために働ける人が働いていない状況は、高齢化社会において決して望ましい状態ではありません。
私の定年
今76歳。まだ働いています。今後もできるだけ、働くつもりです。
70歳過ぎても自分を活かせている要因は何だったのだろうかと、これまでの人生を振り返って考えています。
一つは、会社を創業し、自分で自分の定年を新たに再設定できるようにしたこと。
もう一つは、創業と同時に、ITコーディネータ資格を取得して、将来に備えたことかなと思っています。
資格は取得してからが勝負と言われます。資格取得後、継続的な学習と実践経験を積み重ね、会社を事業承継してからも、ITコーディネータとして自立的な生き方ができています。
定年のない仕事人生を長く続ける
公的機関での創業相談において、
特にシニアの方には、定年後の長い人生を有意義に生きるためのアドバイスをしてきました。
「形式定年」にすがって生きるより、自分の定年を新たに再設定し、自立的な生き方をしましょうよと。
またITコーディネータの資格取得を目指すシニア前後の方には、研修で伝えています。
この資格を取得して、在職期間中から継続的な学習と実践経験を積み重ねていけば、
私のように、定年のない仕事人生を長く続けることができると。
是非、ITコーディネータ資格を取得しましょう。
70歳でも、70歳を過ぎても自分を活かせる人になってもらうために。
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