宮城県に、中小企業が実践すべきDXの見本となる工務店(株式会社あいホーム)があります。コロナ禍においても、対前年比130%の売上を達成。2020年に先代から社長を引き継いだ37歳の伊藤社長「今後も生き残る工務店として、変化に対応し、成功・成長する仕組みを構築する。まさにDXがそのことを加速させる」と。どのようにデジタル化に取り組めばよいのか、デジタル化,DXが叫ばれる今、この伊藤社長が書いた『DXで生産性最大化、少数精鋭で高収益!』が4月に出版されています。
クラウドサービスの誕生。スマホの普及。そしてスピード感のあるコミュンケーションの方法としてのチャットの登場。これらのIT技術、利用者のIT環境の劇的変化を捉え、どのようにしてデジタル化の積み重ねを行い、DXにチャレンジしてきたのか。
以下は、本で紹介されている導入、実践してきたデジタルツールです。
ほとんどがコストの小さいクラウドサービスで、「興味を持ったら小さく試す」の実践です。
中小企業で、これだけのツールを業務で活用しているというのは、まさに驚きであり、すごいの一言です。
- データと情報のストレージ、共有 ⇒Box
- お客様、社員間のコミュニケーション ⇒LINE WORKS
- 社内会議、商談 ⇒Zoom
- お客様との電子契約 ⇒CloudSign
- 商談プロセス管理(Excel集計の自動化)⇒Salesforce
- スマホ対応ページの表示スピード管理 ⇒Google PageSpeed Insights
- ホームページのアクセス解析 ⇒Google Analytics
- 動画編集 ⇒Final Cut Pro X、iMovie、Inshot、Vimeo
- アニメーション作成 ⇒VYOND
- バーチャル展示場VR作成 ⇒スペースリー
- 稟議書の電子化 ⇒承認Time
- Web勤怠管理 ⇒MINAGINE
- GPSによる車両管理 ⇒SmartDrive Fleet
- 現場進捗管理(ノーコード自社開発)⇒forguncy
- 名刺管理 ⇒ScanSnap
- 工事現場スマホ撮影 ⇒Kizuku
- 図面検索システム ⇒Evernote、
- 展示場場所検索 ⇒Googleマイビジネス
中小企業は、ニッチな市場で顧客との太く長い信頼関係を構築することで大企業と差別化を図り、事業を継続し、成長しています。
顧客との信頼関係を築くことに時間を割くためには、
人がやらなくてもいい仕事は、積極的にコストの小さなITを活用する必要があります。
・現場の課題に向き合い、課題解決のためになると思ったら果敢に試してみる。
・効果が出ないと判断すれば、止める。そして他のツールを検討する。
・アジャイル的に経営判断してデジタル化を推進する。
・現場が混乱せず、ツールを自然に使いこなせるようにするために、ITリテラシーの習得研修を実施する。
どのようにデジタル化に取り組めばよいのか、そんな悩みを抱えている中小企業にとって、
株式会社あいホームが実践している、業務でデジタルを使いこなす際の工夫や考え方は、業種を問わず、非常に参考になるはずです。『DXで生産性最大化、少数精鋭で高収益!』をお読みください。
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