変わりつつあるITリテラシー

リテラシーとは日本語で言えば「読み書きの能力」という意味です。

しかし単独で使われることは少なく、

特定の分野の知識、例えばITの分野においてはITリテラシーという形で使われます。

コンピューターなどの各種IT機器を使いこなす能力ということで言えば、

PCやネットワーク、セキュリティなどのITについての基礎知識。

WordやExcelなどのMicrosoft Officeを使いこなす能力。

ファイル、フォルダを管理する能力。

社内システムをの基本的操作能力などを指します。

このITリテラシーの意味、その中でもITを使いこなす能力が少しづつ変わりつつあります。

 

テレワーク業務で必須の要件

 世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。

国民は不要不急の外出は自粛を要請され、

企業は混雑する通勤電車での社員の感染リスクを避けるため、

出社しないでテレワークで仕事することを求めています。

この慣れないテレワーク、

出来るだけ生産性を落とさず業務を実施するためのキーワードは

「いつもの仕事を」「誰でも」「どこでも」と言われています。

そのためには、テレワーク制度や運用ルールの整備、

経営層・管理層の意識改革が必要とされていますが、

業務の見直しによるオフィス業務のIT化とIT環境の整備そして社員のITリテラシーは必須の要件です。

 

生産性を向上させるツール

 テレワークによって「いつもの仕事を」「誰でも」「どこでも」を実現するIT環境は

クラウドストレージやリモートディスクトップ、コミュニケーションツールです。

これらはクラウドサービスとして提供されています。

身近なクラウドストレージはG-Suite、Office365、box、OneDrive、Dropboxなど。

コミュケーションツールはChatwork、cybouz office、ZOOMなど。

テレワークにおいては、

chatwokなどの情報共有、ZOOMなどのオンライン会議などのコミュニケーションツールの操作に慣れないと

チームの生産性は上がりません。

最近ZOOMを何回か使い、実感しました。

ZOOM中に参加者とブレインストーミングをするにはGoogleの「Jamboard」を使うとか、

議論をまとめプレゼンするにはGoogleの「スライド」を使うとか、

操作に慣れ、活用の仕方を知り習熟すると、結構便利で生産性も上がるんだと。

 

ITツールを使いこなす能力(ITリテラシー)

 ITはIoTからAI、ARやVR、ネットワークは5GとICTの進化は目覚ましいものがあります。

しかし、仕事の生産性を上げるにはICTの基礎知識は必要ですが、

必ずしも専門知識が必要というわけではありません。

時代が求めるITリテラシーも少しづつ変わってくることを認識しながら、

ITツールを使いこなす能力(ITリテラシー)を高めることがより重要だと思っています。

まず自分で使ってみましょう!

 

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コメント: 1
  • #1

    ikuta masaru (木曜日, 02 4月 2020 14:45)

    「変わりつつあるITリテラシー」大変興味深く読ませていただきま
    した。
    この紙幅の中ではとても簡潔にまとまった良い問題提起・提案だと
    思います。ありがとうございます。参考にさせてください。
    ITリテラシーか情報リテラシーと言うか、便利なIT・情報ツールを
    如何に知り、如何に選択し、使って早く効果を出すか等が整理出来
    てITコーディネーターの行動の一部にできたらと思います。
    よろしくお願いいたします。