ZOOMと1on1ミーティング

上司の指示どおりに動く働き方から、一人一人が考えて行動する働き方に変えなければならない。部下が主体的に行動できる企業風土をつくりたい。これは某中小企業の社長から幹部社員研修の依頼を受けたとき、伝えられた研修の狙いです。 

 

NHKが取り上げたテーマ

「1on1ミーティング」 大手企業で導入始まる。昨日のNHKニュースで取り上げられていたテーマです。大手電機メーカーのパナソニックで実施している状況が映し出されていました。面談は原則2週間に1回で15分程度、日々の業務で課題に感じていることや目標の進捗、それに将来のキャリアプランなどについて話し合うということでした。頻繁に面談をすることでコミュニケーションが深まり、昨年度、試験的に導入した部署で行ったアンケートでは、半数以上の社員は仕事の成果が上がったそうです。

 

「1on1ミーティング」とは

「1on1ミーティング」はアメリカ シリコンバレーでは広く導入されていて、近年では、日本でも導入する企業が大手企業を中心に増えているようです。このミーティングは、部下と上司が1対1で、15分から30分程度の面談を、週に1回といったペースで行うのが特徴です。上司と部下のコミュニケーションが良好になることによって、仕事の生産性をあげる効果が出てくると言われています。上記のパナソニックの社員は「時間をとってもらうことでふだんの仕事の中では相談しにくいちょっとした悩みも相談できる。面談が年に数回だった時と違い、いま悩んでいることのアドバイスを聞いてすぐに実行できるので、自分で吸収できている感じがします」。一方社員の上司は「「ふだん部下がどういうことを考えているのかよくわかるようになり、仕事がスムーズになった。ふだんの仕事のプロセスも見えるようになったので、評価もしやすくなった」と。

 

ZOOMの活用

先日開催されたITコーディネータ協会の正会員懇談会はZOOMを使っての懇談会でした。このZOOM、これまで多くの人が使ってきたビデオ通話システムSkypeと比べると、以下のように、使い勝手の良さがわかります。

 

◆開始するまでが簡単!

  • ZOOMに参加する人は、アカウント作成してIDを取得する必要がなく、ZOOMの主催者から送られてきたURLをクリックすればZOOMがインストールされてZOOMに参加できる。
  • 1対1のミーティングなら、まだ、何とか対応できるが、大人数のオンラインミーティングやろうとする場合、アカウント作成が必要なツールを使うと、サポートが大変。

◆Zoomの録画機能は最強

◆画像が奇麗で音声もクリア

◆接続が安定している

◆ZoomはスマホやiPadからでも参加できる

  • データ通信量が小さく、データ通信料金があまりかからないので、モバイルから気軽に繋げる。ちなみに、Skypeビデオ通話の動画容量は36MB/min、Zoomウェブ会議の動画容量は3.3〜5MB/min。

このZOOMを遠隔地での1on1ミーティングに活用する方法があるのでは。思い付きではありますが、福井県と京都市に事業所を持つ、幹部社員研修を依頼された企業に提案してみようと思っているところです。