私のITCとしてのロールモデル

ロールモデルとは

 ロールモデルとは、具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材とされています。私たちは無意識のうちに「○○さんのようになりたい」とロールモデルを選び、その人の影響を受けています。

 ITコーディネータ(ITC)のKさんがITC資格を返納したことをFacebookで知りました。少し、残念です。現在77歳。私より3歳上のITCの先輩です。私にとってITCのロールモデルでもありました。最高学府の大学を卒業後、H製作所に勤務。その後、ITCとして独立。BABOK(ビジネスアナリシス知識体系)やBMC(ビジネスモデルキャンパス)など、誰よりも早く、ITC向けの研修講師として普及に努めてきました。

 

Kさんとの出会い

 10年ほど前、カナダのNPO法人IIBAが発行しているBABOKの研修をITコーディネータ協会(ITCA)で受講したのが、Kさんとの出会いでした。研修後は、IIBA日本支部の立上げに関わってきたKさんに誘われ、IIBA日本支部の会員にもなりました。その後、ITCAでの委員会やワーキンググループメンバーなどでご一緒する機会があり、明晰な頭脳から発する意見には、いつも感服していました。Kさんの人柄、知見に魅かれ、今も交流を続けています。

 

出来るだけ長く

 去年東京でお会いしたときは、膝が悪く杖の助けを借りながらも、歩くことが大変そうでしたが、電話で様子を聞くと、手術後は杖さえあれば、歩くことに不自由はないとのことでした。Kさんだけでなく、後期高齢者の年齢を超えても現役で頑張っているITCがいます。これらの方の行動技術や行動事例を観察しながら、これからも出来るだけ長く、ITCとしての活動を継続していきたいと考えています。人生100年時代。ITCは気力、体力がある限り長く社会に貢献できる素晴らしい資格です。