2週間に3回使った情報は、長期記憶される!

出力するということ

セミナー等で有益なる話しを聞いたり本を読んだりしたら、人に話しをする。ノートに要約を書いておく。実行してみる。セミナー後に講師と名刺交換し、メールでセミナーの感想や質問をしてみる。これらは全て入力したものを出力する行為です。私がブログを書く目的の一つも、出力をすることにあります。

 

脳の記憶メカニズム

年を重ねるにつれ、人の名前や物事の名称が直ぐに出てこなくなります。人間の脳は重要な情報は長期記憶しますが、重要でない情報は忘れるように作られているからです。つまり情報は何度も使わないと、すぐに忘れてしますということです。脳生理学では常識的なこととされています。樺沢紫苑さんが書かれた『アウトプット大全』から引用すると、「脳に入力された情報は海馬というところに仮保存されます。その期間は、2~4週間です。海馬の保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を重要な情報と判断し、側頭葉の長期記憶に移動します。一度、側頭葉に記憶されると、その記憶は忘れづらく、長期間覚えていることができます。・・・大体の目安としては、情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなるといいます。・・・情報を使うというのは、アウトプットするということ。その情報を話す、書くことで、長期記憶に移動されるのです」。

(出展:『アウトプット大全(樺沢紫苑著』)

BCP

今年は、日本全国、自然災害が多かった年です。先月金沢で、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所主催の「現場対応力を向上させる情報セキュリティ・危機管理セミナー」が開催されました。企業の危機管理(BCP)が求められている今、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社シニアセキュリティコンサルタントの松本照吾氏による「組織の情報セキュリティ対策~災害時の危機管理~」の話しがありました。ワークショップ形式で、非常に参考になる話の組立でした。

 

使ってみる

松本さんとはセミナー後の懇親会でもご一緒し、名刺交換しました。お互い名刺管理クラウドサービス「Eight」で繋がり、Eightでセミナーのコンテンツをいただけないかお願いしたところ快諾いただき、PDFでいただくことが出来ました。この状態では情報を使ったことにはなりません。2週間以内に3回使うを実践するため、会社の勉強会で松本さんのセミナーコンテンツを使い、私が講師をして使うことにしています。脳の記憶メカニズムの法則に従い、価値ある情報は入力しっ放しにせず、記憶に定着させるため、使うことで出力して長期記憶に移動させる。心掛けたいことです。