年の初めに・・・

いつもの年始

今年もいつものように、京都から帰省した次女夫婦と4人の孫たちとで迎えた正月。福井県と宮城県との合作お雑煮を食べながら、正月元旦は始まります。それから一服し、近くの神社にお参り。帰る頃には、年賀状がポストに入っています。シニアの世代の幾人からの年賀状には「第2の人生、なかなか楽しいものです」、「遊びやボランティアで忙しい日々を送っています」、「元気でボランティアなど、しています」、「私は仏教を学んでいます」、「100歳まで、まだ30年あります」。このような年賀状に接すると、いつまでも頑張れシニアと応援したくなります。

 

Hさんのこと

創業マネージャーの仕事をしていると、いろいろな方と対話をする機会があります。その中でも、昨年、特に印象に残っている方がいます。学生が就職したい地元(福井県)企業の上位にランクするM商事を63歳で退職したHさんのことです。関連会社のIT企業の社長を10年あまり務め、その後M商事に戻り常務執行役員として3年ほど勤めた後、昨年9月、「どうしてそんなに早く」の?を残しながら退任したHさん。11月、福井県立図書館で開催された「シニア起業のすすめ」(福井県立図書館)セミナーには、熱心に私の話しに耳を傾けるHさんの姿が・・・。

 

福が憑く男

この時からHさんとはいくども対話をしてきました。恵まれた環境から抜け出し、第2の人生を悔いのない生き方をしたいと考えていたHさん。「セミナーで先生に出会い、セミナーの話しを聴き、対話する中で私の考えていることやすべきことの整理がつき、先生と出会いに感謝しています」と。望外の喜びを感じる言葉です。「人知れずいいことを繰り返し、その量が一定量を超えた人」、「他人の成功を心から応援、祝福し、その一定値を超えた人」、「すべての人を愛することができる人」、これらのうち、どれかを満たしている人には、福の神が憑きます。福の神が提供出来るのは、「素敵な出会い」だけです(『福に憑かれた男』喜多川 泰著より)。著者の言葉を借りれば、福の神がHさんには憑き、私との出会いを提供してくれたのだろうか。

 

自転車のように生きる

これからも自転車みたいに、ゆっくりでもいいからペダルを漕いで、自転車を倒さず生きていきたい。そして出来れば、福の神になって「素敵な出会い」を提供し、少しでも人のお役にたつ仕事をしていきたい。年の初めに思うことです。