自転車を漕ぐように生きる・・・

サイズが違うU先生

先日、金沢駅で久しぶりにお会いしたUさん。80歳。これから白峰の温泉に夫婦と行かれるとか。20年前、Uさんは60歳で米国MBAを通信教育で取得。Uさんと出会ったのは20年前、そのときから私たちはU先生と呼んで「D&B(Do The Best1」という会を作り、U先生の言葉、生き方に触発されてきました。70歳を過ぎても、ときおり、海外へ行ったり、日本では小松市で剣道を教えたりしています。テキサス州にある剣道道場は、戦勝国・アメリカと敗戦国・日本の2人の少年の友情がきっかけで生まれたと、昨年、NHKの「けさのクローズアップ」で取り上げられました。石川県というサイズに収まらない、スケールの大きなエネルギッシュな方です。

 

恩師、若い!

老後に必要なものは「かきくけこ」だと。先日開催した恩師M先生を囲んでの高校のクラス会。東京、大阪、中京、そして地元から17名が参加。私たちより一周りお歳ですが、いつも元気な恩師からいただいた言葉です。元気の秘訣、ここにあり、を実感したものです。

・か(金⇒何といってもこれは必要)

・き(絆⇒独りぼっちにならないために)

・く(苦労⇒少しのストレス、緊張感は必要)

・け(健康⇒言わずもがな)

 

・こ(好奇心⇒家に閉じこもらない)

 

少し、気になります

高齢化社会。とりわけ女性の高齢者、いわゆる「おばあちゃん」に元気な人が多いですね。中心市街地でイベントがあると、多くのおばあちゃんが連れ立ってやって来ます。カフェはおばあちゃん達のたまり場。うるさいくらい、おしゃべり。では、男性の高齢者、「おじいちゃん」はどうでしょうか。おじいちゃんが連れ立ってイベントや街中に来ることは少ない。一人、家で孫の世話をしているのでしょうか。それとも、どこかで何かしてるんでしょうか。元気なおばちゃんと比べ、街で時たま見かける表情は、寂しげで元気がない。少し、気になります。おじいちゃん、たまには孫はおばあちゃんに任せ、お洒落してもっと外に出ましょう。おばあちゃんに負けずに・・・。

 

私の大きなロールモデル

僕の同年代はみんな老人ホームに入るけれど、そこではスタッフがなんでもかんでもしてくれて楽をしてしまう。楽をしたら、体が弱るのは当然です。最近の持論は、「年を取ったら自転車みたいに生きる」です。自転車はゆっくりでもいいからペダルを漕いでいないと倒れてしまう。年寄りも同じです。今年93歳の作家 外山滋比古さんが『文言春秋 7月号』に書いています。元気なおじいちゃん3人の姿を見るにつけ、72歳の若輩の私にとっては、元気なおじいちゃんになるための大きなロールモデルです。これからも自転車を漕ぐように、生きていきたいと思っています。