「く」を感じながら、大事なことを伝えていく

元気な恩師の言葉

老後に必要なものは「かきくけこ」だと。昨日は恩師を囲んでの高校のクラス会。東京、大阪、中京、そして地元から17名が参加。私たちより一周りお歳ですが、いつも元気な恩師からいただいた言葉です。

・か(金⇒何といってもこれは必要)

・き(絆⇒独りぼっちにならないために)

・く(苦労⇒少しのストレス、緊張感は必要)

・け(健康⇒言わずもがな)

・こ(好奇心⇒家に閉じこもらない)

今の私にとって「く(苦労⇒少しのストレス、緊張感)」とは。

 

国の中小企業・小規模事業者支援事業

国は、地域未来投資促進事業として、平成28年度第2次補正で1001.3億円の予算をつけ、中小企業・小規模事業者の稼ぐ力を高めようとしています。この事業の中に、中小企業IT経営力向上支援事業というのがあります。中小企業者等における、ITを活用した経営戦略の策定からITの導入に至るまで、様々な ステージの取り組みを支援するため、2年で1万社に専門家の派遣を行うというものです。これまで中小企業庁が主催して、プラスITフェアを行ってきました。先月からはプラスITセミナーが始まりました。プラスITセミナーの内容は、①「気づき」セミナー、②課題解決ワークショップ・セミナー、③個別無料相談会と専門家派遣の3本立てになっています。「気づき」セミナーは、中小企業・小規模事業者が知っておきたいIT経営の身近な事例や最新IT製品・サービスの導入ノウハウなど、様々な「気づき」を感じてもらうセミナーです。私が講師として豊橋商工会議所、羽島商工会議所、金沢商工会議所で実施します。

 

6月から8月まで、商工会議所行脚

また課題解決ワークショップ・セミナーは、IT導入・刷新、クラウド活用、見える化、販路開拓、情報発信・集客など5つのテーマで、職場で求められる具体的なIT活用法を身につけてもらう体験型のワークショップ・セミナーです。このワークショップ・セミナーのあとは、セミナー参加者への無料相談会が設定されています。この相談会で課題を明確にして、ITの専門家であるITコーディネータを「みらさぽ専門家派遣」につないでいくスキームです。私は情報発信・集客のテーマで講師を担当し、今月から8月にかけ、新潟商工会議所、鳴門商工会議所、西尾商工会議所、長岡商工会議所、半田商工会議所、金沢商工会議所、白河商工会議所と続きます。

 

ITはデータ活用して成果

ITは導入して利用する時代から、利用して蓄積されたデータを活用する時代になってきました。顧客の流出を防いで顧客のリピート率を高め、新規顧客を増やして売上を向上させることは、中小企業・小規模事業者の大きな課題です。データをどのような切り口で分析し、どのような行動につなげていくのかよって、課題解決の成果が出てきます。気づきセミナーで、IT利活用の変化に気づいてもらい、ワークショップ・セミナーで課題解決の手法を学んでもらう。意識ある中小企業・小規模事業者のお役に立てるよう、講師として「く(苦労⇒少しのストレス、緊張感)」を感じながら、大事なことを伝えていきたいと思っています。