「桜咲く」に想う

陽ざしを受けた庭を眺めながら

今年も暖冬だった北陸の冬。今日は3月5日。暖かそうな陽ざしが差し込んでいる庭をぼんやり眺めながら、遠い昔のこの時期を思い出している。まだ桜は咲いていませんが、今は「桜咲く」の季節でもあります。

 

合格発表の季節

3月6日頃から国立大学前期の合格発表が始まります。福井県の県立高校は3月10日です。わが孫も3月10日に「桜咲く」を待っていることでしょう。多分、本人以上に親かも知れないが。

 

50数年前の今

気分は舞い上がり、近所を特段用事もないのに、自転車でペタリングしながら嬉しさを誰に伝えようかと。希望の大学に合格した50数年前のちょうど今頃だった、と思う。

 

学歴とは

「あれから50年」、綾小路きみまろの言葉ではないが、あの頃と今の自分の差分をどう観たらよいのだろうか。軟弱だったあの頃の精神、加齢と経験によって蓄積された見た目の図太さ(本質は変わっていない)、この差分はありそうです。学歴は良質な人とのつながりを作るためには十分ではないが、必要条件。それ以外は期待しないこと。自助努力しかない。「桜咲く」を新聞で知り、自分が辿った道筋を振り返り、思うことです。