思い込みは怖い!

二つの思い込み

一般的には「思い込み」とは、ある考え方に執着し、合理的な推定の域を超えて、固く真実だと信じ、常識・道徳・前例・先入観・固定観念などを根拠に自分が正しいと信じることです。今回取り上げる「思い込み」は、私たちが日常的にミスをする原因の一つである、なにか物事をやろうとするとき、確認せづに、思い込みでやってしまう、うっかりミスのことです。

 

わかっているけど、確認が必要!

先週、もう少しで関係者に迷惑をかけるところでした。思い込みの怖さを知った1日でもありました。その日は、独立行政法人が主催する全国の商工会議所・商工会の経営指導員向けの「ITスキル等向上研修」の日(これは思い込み)でした。昨年9月から新潟県を皮切りに、最後は福井県です。指定の時間までに会場に入りました。事務局の方に「おはようございます」。事務局の方の顔が固い。「ITスキル等向上研修」は今日なのだろうかと、いろいろ調べている様子。いやいや、今日明日は当研修の前に実施する「個者支援研修」。2日後の15日が私が担当する研修です。私も相当程度、思い込みが激しい。人には(ホウレンソウ+カク)なんてセミナーで話しながら、当人はカクが出来ていない。笑えないお話しですまない。逆のケースだったら、人に迷惑かけ、私のお顔真っ青!

 

人の助けとITの力

何故そんな思い込みをしてしまったか? 一度思い込むと、本人だけでは思い込みから脱出することは難しく、「人の助け」が必要になります。何故気がつかなかったのか? どのようにすればエラーが生じる前に「意識」を覚ますことが出来るのか? 対策は。本当にそうなのかと一度立ち止まって考えてみる。人の助けやITの力を活用する等が対策として考えられます。GmailやGoggleカレンダーはビジネスマンだけでなく、リタイアした方のITツールとしてよく使われています。レストランや宿泊の予約など、予定に関するメールをGmaiで受信すると、その予定が同じアカウントのGoogleカレンダーに自動追加されるよう設定することができます。

 

スケジュールの見える化

Gmailからの予定を自動追加する設定のオン・オフは、Googleカレンダーの設定画面にある「全般」タブ内、「Gmailからの予定を作成」のチェックボックスから行います。設定は簡単です。私はこれまで、スケジュールはシステム手帳に書き込んで管理していました。先般の事件は、メールで送られてきた研修の予定をシステム手帳に転記したことが原因です。転記のときに日時を誤転記していたのです。いつも予定は、システム手帳で確認します。しかし、システム手帳に書き込まれた予定が間違っていたら、確認も何もあったものでない。これからもスケジュールの確認はシステム手帳を確認しますが、もうひと手間かけて、Googleカレンダーでまず日時を確認することにしました。生来おっちょこちょいの私には、人助け又はITの力が必要かなと思ってるところです。自宅の居間にGooglカレンダーに自動転記されたスケジュールを大きく書き出して、見える化する。そして家内から「明日は・・・ですよ」と言ってもらう。これはやりたくない! 私の株が下がるから・・・。