新聞とdマガジン

新聞発行部数の減少

「崖っぷち、朝毎読、年間80万部減」。雑誌FACTAによればと、私の尊敬するAさんが内容の一部をFaceBookに投稿しています。以下、投稿の内容です。新聞紙からインターネットに情報流通の重心が移る中で、日本新聞協会が発表した2016年(10月現在)の日刊紙の総発行部数は4327万6147部と、前年に比べ97万部の減少となった。マイナスは12年連続で沖縄を除く全ての地区で減った。日本ABC協会がまとめた16年11月現在の新聞販売部数も3789万3519部で、前年同月比99万部の減少となった。ABC部数で目を引くのは、読売新聞が同36万部減、朝日新聞が27万部減、毎日新聞が17万部減と、三大紙で全体の減少分の8割を占めている点だ。特にここ数年、比較的減少幅が小さかった毎日が大きく減らしているのが目立つ。都内の新聞販売店関係者によると、折り込みチラシの減少による収入減が販売店を直撃しており、この傾向は全国紙に顕著で地方紙の落ち込みは最小限にとどまっているという。

 

二人の共著

ところで皆さん、世の中のできごと、仕事に関係すること、その他必要な情報は何から得ていますかと聞くと、新聞、テレビ、雑誌・書籍、インターネット等々、年代により情報源は異なってくると予想されます。そういえば、私の次女夫婦は新聞を定期購読していません。世の中のことはテレビとインターネットで事足りるらしい。これだけ情報がインターネットに溢れていると、お金を払って新聞を読む必要を感じないのでしょう。年々、新聞の発行部数が減少するのも、わかるような気がします。知の巨人と言われている佐藤優氏、NHK時代からわかりやすい解説で知られるフリージャーナリスト池上彰氏。二人の共著『僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』がベストセラーになっています。大切な時間を、ネットばかり見てムダにしていませんかと。

 

どこから情報を得、どう読めばよいのか

新聞からネットまで、どこから情報を得、どう読めばよいのか。二人が共著で語っている内容です。

・どのサイトを見ればいいのか。

・スマホやパソコン、SNSはどう使えばいいのか。

・「グーグル検索」「ヤフーニュース」がおすすめできない理由は。

・「気になる記事」はどう保管すればよいのか。

・クラウドを「ゴミ箱」にしない秘訣は。

・「世の中を知る」には新聞がベスト、どの新聞をどう読めばいい?

・おすすめの新聞・読み方は。

・「世の中を理解する」には書籍が不可欠。

・本の読み方・選び方のコツは。

・ 速読・多読の具体的なやり方。

・「自分の興味や関心、視野を広げる」には雑誌がベスト。

・テレビ・映画も「人間関係のドラマ」と見ると、面白くて役に立つ。

・何をどう見ればいい、おすすめの作品は。

 

共感した二つのこと

共著から共感したことが二つ。一つは池上氏がいう「ネットに溢れる玉石混淆の情報、偏見に満ちた思い込みで歪んだ分析。こうしたノイズに流されることなく進むには、しっかりとした取材に裏打ちされた新聞や雑誌、書籍から基礎的知識を吸収する必要があります。基礎的動作を積み重ねて築いた確固たる視点があれば、ネットのデマに惑わされることもなくなるでしょう」。すべての新聞や雑誌、書籍がしかりとした取材に裏付けされているとは言えませんが、そう思います。もう一つは佐藤氏が奨める雑誌の読み方。「雑誌は娯楽として読むものと考えると、興味や関心、視野を広げる格好のツールになる。電子雑誌の定額読み放題は、まさに革命」。さっそく約160誌以上の雑誌を楽しみ、興味や関心、視野を広げるため、dマガジン(月額400円)を契約しました。今この瞬間にも、ネットには多くの玉石混淆の情報がアップされています。池上氏の言葉を借りれば「世の中の動きを知るための基本かつ最良のツールである新聞」。この新聞を読む人が、年々、少なくなっていることは気になるところです。