あけましておめでとうございます

お屠蘇とは

年の初めは、お屠蘇で。昨年末、お屠蘇セットを買いました。その中に入っていた「屠蘇器」の説明文には、このようなことが書いてあります。お正月に無病長寿を願って飲まれるお屠蘇の由来は、「蘇」という悪鬼を屠るという説や、邪を屠り生気を「蘇生」させるという説があります。現代ではお屠蘇を飲むというと、単に日本酒を飲むことを指しています。飲む順序は、息災(病気をせず、元気なこと)を祝う意味から、年少者を先にし、順次年長者へと言われています。若い人の若さを、年長者が飲み取るとも言われています。

 

飲む順序の意味

元旦、京都から次女が帰省したので、娘夫婦と私たち夫婦とで、お屠蘇をお屠蘇セットでいただきました。息災を祝い、若い人の若さを飲み取るために、娘婿から娘、家内、私の順に。そのあとは、いつものようにジージになって孫たちを眺めながら、お節料理でお酒が進む元旦の夕食でした。その間、娘婿とは仕事の話しもしました。若い人から若さだけなく、いろいろ飲み取ることが出来る会話です。

 

伝統産業の生きる道

京都で西陣織の製造・販売をしている彼の実家は、着物の需要が年々減っている中、毎年、売上を伸ばし安定した経営をしているようです。同業者が淘汰され少なくなっていく中で、生き残った企業はシェアを伸ばしているからです。全国の伝統産業は、衰退産業と言われていますが、彼の話しを聞くと、生き延び業績を伸ばしていける道があることがわかります。

 

強みをさらに先鋭化するためのIT投資

中小企業にはいくつかの強みもありますが、強み以上に弱みは沢山あります。しかし、中小企業の生きる道は、弱みの改善ではなく、強みを鋭く尖がらせることに、限られたお金を投資することです。優れたデザインを持った幅広い商品を製造し、お客様(卸、販売店)ごとに限定商品を、売り切りではなく貸してあげ(浮き貸し)、お客様に自社の商品を売りやすくしてあげる。そうすることによって商品の回転率を高め、売上と利益を向上させる。貸し倒れリスクもなく、結果的に資金力を高めることができる。彼は今、このようなビジネスモデルのどのプロセスにITを活用すべきか腐心しています。強みをさらに先鋭化するためのIT投資。これが攻めのIT投資と言えるでしょう。