そうそう、そのとおり・・・

駅の待合室の額

創業マネージャの仕事帰りに乗る、地方鉄道。誰もいない、田舎の小さな駅待合室。誰が書いた言葉か知らないが、そうそう、そのとおりと妙に納得する額が飾ってあります。「身体が動くと心が動く とにかく動いてみよう」。いつもは気にも留めない言葉が、今日は私の心にすごく響きます。

 

行動心理学

行動と心の動きを考えるととき、因果性のジレンマといわれている、鶏が先か卵が先か、を想い出します。行動と心の動きは、どちらが先なのだろうかと。行動によって心の動きである心理を知る行動心理学では、いろいろな行動には、心理が関係しており、心理によって行動が変わると、とされています。

 

脳細胞が減っていく

私を含めて人は、たいてい面倒くさいこと、嫌なことは避けます。今日はあの人と会うの嫌だな、いつもの会合、つまんないな。みんなパスしよう。何も行動しないと、心が動かされることや新しい思考の変化は起きません。そして平穏な今日のままで、明日を迎える。こんな日々を過ごすうちに、脳細胞が一つ一つ少なくなっていく。

 

単純接触効果

逆に身体を動かし行動すると、嫌なストレスや嬉しい刺激など、何らの精神的刺激を身体は受けます。それに心が反応し、次の行動が生まれます。とにかく動いてみると、何か見えてくるものがあるのは、確かなことです。行動により、心が動く(心の眼が働く)のでしょう。こんなやり方があったのか、こんなことが必要とされているのか、いろいろ見えてきます。人と人とが仕事をするとき、最も大事なことはお互いの信頼関係です。信頼関係を築くためには、頻繁に会うことが大切です。会う回数が増えれば増えるほど信頼関係を築くことができます。これを単純接触効果と言うそうです。行動しなければ、何も始まらない。この額が教えてくれています。そうそう、そのとおり。