受験に対するおじさんの思い・・・

ある一日

会場は大原学園金沢校。場所は6階にある100名程度入る教室。教室の白板には、着席する机と受験番号との対比表が書いてある。それを見ながら、自分の着席すべき机を探し、見つけた。前から10番目ぐらいの窓際の席である。少々、緊張しながら試験開始の時間を待つ。周りは私より二回りも三回りも若い人たちばっかりである。先日10月16日は、こんな風景から一日が始まった。

 

情報セキュリティマネージメント試験

IPA(独立行政法人情報推進機構)は、今年あらたに情報処理技術者試験に情報セキュリティマネージメント試験を創設しました。IPAは次のような人を対象としています。「情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者」。10月16日、金沢でこの試験を受けてきました。

 

記憶力の衰え

試験を受験するのは、15年前のITコーディネータ試験以来です。対策本を1冊買い、通勤電車の中で勉強してきたものの、理解はできても新しいことは覚えては忘れ、記憶として定着しない。記憶力の衰えはいかんともしがたい。午前の問題は、記憶力を試される50問。時間は90分。午後の問題は、1問あたり8~10ページ、文字数にして3,000~4,000文字の長文で、情報セキュリティの本質的な理解を問う問題が3つ。時間は同じく90分。時間に余裕はありませんでした。

 

おじさんの心意気

よく聞く会話ですが、情報処理技術者資格試験を受験する意味はどこにあるのだろうか。受けることによって、その分野を学べることに価値があるとか、自分の持っているスキルを資格で評価してもらうためとか、仕事上、お客さんや周りを納得させるために有益だとかの答えが返されます。私の場合は、ITコーディネータとしてこのくらいの知識は必要との思いもありますが、それ以上に、まだ頑張っているおじさん、ここに居ます!をちょっぴり見せたかったのが本音です。試験結果は1ヶ月後。期待せずに待つことにします。