Amazonが創業した1995年は・・・

多くなってきたAmazonの利用

ピンポーン~。今日もクロネコヤマトが玄関フォーンを鳴らします。Amazonからの宅配便です。「今、Amazon多いでしょう」。「佐川が撤退してから、Amazonだらけですよ。荷物の約3割が、Amazonになりました」。いつでもどこでも欲しいものが注文できて、翌日届くAmazon。最近、よく利用するようになりました。部屋には空き箱が積み上がっています。

 

FB投稿へのコメント

上記の内容をFacebookに投稿して、返ってきたコメントを読むと、Amazonは日常生活やビジネスに大きな影響を与えていることがわかります。

・中小企業、地域支援をしているITCのTさん

「うちは週3は何か届きます。お酒もアマゾンです」。

・雑誌編集長のIさん

「地域のお店にも行ってくださいね!意外ですね。地域支援の方々が地域の店

よりアマゾンですか」。

・小売店店主のKさん

「私もAmazon依存症です。同じ小売業ながらAmazonは凄いと認めます。はっきり言って色々な企業に売らせて上前はねてる百貨店より信頼はずっと上です!Amazonのお陰で当店も時計売り場を無くしました!(笑)あっ、でもAmazonのお陰でお客様との人間関係の大切さを学ぶ勉強が出来たので感謝してます」。

・雑誌編集長のIさん

「日本の商品をすべてアマゾンで売れば、何もかも管理されてそれはそれで楽

かもしれませんね。百貨店がなくなってアマゾンで買わざるを得なくなる世界

は、私個人はちょっと恐ろしいです」。

 

ネット通販の巨人Amazon

タイミングよく、街の書店で見つけて読んだ本です。『アマゾンと物流大戦争

』(角井亮一著)。日本のビジネスに大きな影響を与え続けているAmazon。その脅威の源は、誰も真似できないロジスティックであると。1995年に創業してから現在まで、驚異的な右肩上がりで順調に売上を伸ばしています。昨年度の売上は12兆円。しかし反面、利益は、ほぼ横ばいで2,500億円どまり。この利益率の低さにAmazonの競争力の秘密があるのです。大半の利益を、顧客にとって利便性の高い配送サービスの実現と商品の価格を下げるため、新たな物流センターへの投資に回しているからです。当日配送やAmazonプライムでの配送料無料、「価格com」の最安値に近い価格など、私たちがAmazonの磁力に引き寄せられる価値を感じます。

 

私のインターネット通販事業

Amazonが創業したのは1995年7月。北米シアトルにあるジェフ・ペゾス(現CEO)のガレージからです。当初は2,000アイテムの書籍を無店舗・無倉庫でのインターネット通販からスタートしています。当時、インターネット通販は膨大な商品を店舗も倉庫も持たず、少ない投資でスタートできるということで、ベンチャー企業がいろいろな商材で事業をスタートさせていました。この年、私も金沢でAmazonと同様、洋書のインターネット通販事業を立ち上げました。シリコンバレーのメンロパークにあったSPI社(今はもう廃業)と事業提携し、SPI社が使用許諾ライセンスを有するスタンフォード大学の洋書DBを日本各地の書店ホームページから検索して洋書を注文できるサービスです。当時、日本でも数少なかったインターネット通販事業に熱い想いを持ってスタートしたものです。「Jisnet洋書販売」と名付けていたインターネット通販事業は、一時、15の書店と一つの大学にまで取引が拡大しましたが、売上は期待に反して伸びず、5年後には事業の撤退へと。当時の配送は、Amazonのラストワンマイルの配送サービスとは程遠いもので、シリコンバレーから国内の書店に届いてからの配送(ラストワンマイル)は注文した人に書店まで取りに来てもらうというものでした。あれから20年、Amazonはじめインターネット通販のロジスティックの進化は目覚ましいものがあります。ロジスティックが小売りを制する。これからのAmazonはどこへ?