ググった情報、ブロックチェーンの理解に・・・

ブロックチェーンの衝撃

今、社会を大きく変革すると言われているIT技術は、AI(人口知能)やIoT。それ以上に衝撃的でインパクトのあるIT技術とされているのがブロックチェーン。『ブロックチェーンの衝撃』の表紙には「ビットコイン、FintecからIoTまで社会的構造を覆す破壊的な技術」と。ビットコイン、ブロックチェーンのIT技術者、金融機関係者、法律の専門家(弁護士)、ITベンダー経営者など、15人の著者が自分の専門領域の切り口で書いているこの本は、多様な角度からブロックチェーンについての概要を知ることができる内容になっています。

 

ググってみる

しかし、ビットコインについての知識のない私にとっては、ブロックチェーンの衝撃とは、を理解するには、少しばかり頭に汗もかいたし時間も必要としました。このようなとき、難解な技術や仕組みの理解を助けてくれる情報があるものです。ググってみたら(Google検索)、そんな情報がありました。難しいことをやさしく説明しているテックビュー株式会社CEO朝山貴生氏の寄稿文「誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性」です。

 

ブロックチェーンとはなんぞや?

ビットコインの中核の技術として使われているのがブロックチェーンである。「Decentralized(非中央化)」が理念であれば、ブロックチェーンは設計や規律と言ったところだろうか。「元帳の1ページ」単位が、ビットコインでは「ブロック」と呼ばれる。そして、そのブロックがつながった状態の「元帳」を、ブロックチェーンと呼ぶ。それだけである。「ブロック」の実体は、単なる容量と書式が決まったデータの塊である。ブロックチェーンの技術的な仕様は難解であるが、コンセプトが「元帳」であることが分かっていれば理解しやすいはずだ。なおブロックチェーンは、単にこの元帳の仕組みを指すだけではなく、暗号ハッシュを用いた採掘バトルの仕組みや、トランザクション承認の仕組み、「Decentralized」されて、P2Pネットワークとして稼働している仕組みも含めてそう呼ぶことが多い。

 

技術と仕組みの斬新さ

文章だけでは、なかなか理解し辛いが、金融システムの決済の仕組みと比較したポンチ図を使い、ブロックチェーンがわかりやすく説明されている。大手ベンダー、ITベンチャー企業、金融機関等が密かに金融システムへの応用実証実験をしているブロックチェーン。おぼろげながら、技術と仕組みの斬新さが理解できた、そんな気にさせたくれた朝山氏の寄稿です。