まだ地域コミュニティーは生きている

地域とのかかわり

年を重ねるにつれ、町内会の行事、たとえば運動会などへの参加もなくなり、長年仲間と続けてきた「地域まちづくり活動」も活動中止となり、地域と関わることが少なくなっています。毎日が日曜日にはならず、まだ現役で仕事をしているせいか、地域との関わりに関心が薄いというのが正直なところでしょうか。

 

地域コミュニティの問題

地域コミュニティという言葉があります。地域住民が生活している場所において、子供へのしつけ、高齢者への見守り、環境の維持、防災、スポーツや地域の芸能・祭りに関わり合いながら、住民相互の交流が行われている地域社会をいいます。この地域コミュニティが、少子高齢化や核家族化、個人の価値観の多様化により、地域を支える人材が不足し、住民同士のつながりが希薄になってきていると言われています。結果、地域コミュニティの機能が弱まり、いろいろな問題が指摘されています。

・高齢化・独居化による孤独死の増加

・地域で守り育てる子育て機能の低下

・火災や地震等に対する地域防災機能の低下

・病院や買い物に行くバスの減少など生活環境の悪化

・犯罪や事故に対する地域防犯機能の低下

・祭りや年中行事の継続困難による地域文化の衰退

・行政からの情報伝達など連絡調整機能の低下

・若年層の減少による地域産業の衰退

 

この箱、なんだろうね?

福井市内を30分間隔で運行している循環バス「スマイルバス」。車を運転できない、しないお年寄りの方の大事な足となっています。私もよく利用します。先日のことです。この循環バスのバス停にあるモノが置かれていました。私がFacebookへ投稿した内容です。まだ地域コミュニティーは生きていることを実感した、とっても、いい話しです。

 

<平成28年6月29日>

この箱、なんだろうね?

いつものバス停に二つの木箱。「椅子です。ここに腰かけてください」。

誰の善意、おじいちゃん、おばちゃん、助かりますね。

<平成28年7月8日>

知らぬ間にこんな立派に

先日バス停で見つけた善意の椅子がなくなったと思っていたら、善意の方が座面をクッション付きで立派に仕立て直し。そうだったのか・・・。

<平成28年7月15日>

お年の人たち、椅子に座って楽しそうに談笑。善意の椅子、大きく役立っています!