チャレンジします!

情報セキュリティ

インターネット社会の恩恵を享受しながら生きる私たちにとって、情報セキュリティを脅かす脅威は大きな関心事です。情報セキュリティとは情報が安全な状態になっていることを言います。全国に設置された監視カメラの映像を全世界の人がインターネットをとおして見れる状態になっていた。まだ記憶に新しいと思いますが、つい先日大きく取り上げられたニュースです。衝撃的でした。これはまさに情報セキュリティが確保されていない状態です。最近では、企業はいろいろなデータ・情報(ビックデータ)を集め、これを活用するようになってきました。企業だけでなく、今年からは国も国民の個人情報を取り扱う「マイナンバー制度」の本格運用を開始します。企業秘密の流出、個人情報の漏えいなど、情報セキュリティの不備による大きなリスクへの備えが重要になってきているのです。

 

 

新たな情報セキュリティ試験

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は新たな国家試験「情報セキュリティマネージメント試験」を創設しました。「情報セキュリティマネージメント試験」とは? IPAのホームページによると、「情報セキュリティをいかに確保するか」は今や組織にとって大きな経営課題ですが、標的型攻撃、内部不正などの多種多様な脅威は、「ITによる対策(技術面の対策)」だけではなく、適切な情報管理、業務フローの見直し、組織内規程順守のための従業員の意識向上といった、「人による対策(管理面の対策)」についてもしっかりとした取組みが重要です。そのための情報セキュリティマネジメントを担う人材の育成をいかに推進していくかが、社会全体での課題であると言えます。「情報セキュリティマネジメント試験」は、このような社会ニーズの高まりを背景に、政府の『「日本再興戦略」改訂2015』(平成27年6月閣議決定)や経済産業省 産業構造審議会で示された方向性を踏まえて、国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として創設されました。平成28年度春期から試験開始し、春期(4月)と秋期(10月)の年2回実施します。

 

試験内容

IPAが公表している試験内容です。午前の出題内容は、情報セキュリティの考え方をはじめ、情報セキュリティ管理の実践規範、各種対策、情報セキュリティ関連法規などに加えて、ネットワーク、システム監査、経営管理などの関連分野の知識を問います。午後の出題内容は、業務の現場における情報セキュリティ管理の具体的な取組みである情報資産管理、リスクアセスメント、IT 利用における情報セキュリティ確保、 委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力を問います。

 

隗より始めよ

「隗より始めよ」という故事があります。言い出しっぺから初めよ、そうすれば他の人もついてくるよ。年初、社員にして欲しいことを発表しました。スキル(テクニカルスキル、ヒューマンスキル)を向上させること。テクニカルスキルの向上のためには、今必要とする資格、将来必要と思われる資格取得にチャレンジすること。まさしく隗より始めよで、言い出しっぺの私は資格試験にチャレンジしようと思っています。ITCとしてチャレンジし甲斐のある「情報セキュリティマネージメント試験」です。思い出します。14年前、SWOT分析やRFPも知らない無知の私が第1回目の「ITコーディネータ資格試験」にチャレンジして合格したのを。その時と今とのハンディキャップは、14年 年を重ね、記憶力が大きく落ちていること。しかし逆に14年間で得た経験と知識はアドバンテージ。ハンディキャップとアドバンテージの勝敗の分かれ目は、強い意識かなと考えています。第1回の試験に合格すること。過去問題のない試験に備え、明日から心と環境の準備に取り掛かろう!