「やればできる」を口にできる日本代表

大放言

自民党若手議員の懇談会での「沖縄の2新聞社、つぶさなあかん!」発言。その前にもNHK経営委員としての発言。その他いろいろな講演会での話し。その過激な、右寄りとされている物言いに対して、大手メディア、特に左寄りとされる大手新聞社から大きなバッシングを受けてきた作家、百田尚樹氏。彼の『大放言』がベストセラーになっています。これまでは、あまりにも偏った、そして品のない発言に好印象を持っていなかった私。先日、同じような思いを持っていた高校の同級生からメールが。「『大放言』」は立ち読みしていて、あまりにも面白いので、買いました。本著書で言っていることはあまりに納得できるので痛快です。おすすめです」と。彼のメールに背中を押され、私もこの本を買いました。


読んでみませんか

人気作家として本の力を借りた、これまでの大手新聞社から受けた攻撃への言い訳、意趣返しともとれますが、高校の同級生の言うとおり、著者の言っていることに納得できる、痛快な本です。第1章 現代の若きバカものたちへ。第2章 暴言の中に真実あり。第3章 これは何だ? 社会に対する素朴な疑問を百田流の毒舌で滅多切りする痛快さは、読んでみた人だけが味わえるものです。読んでみたくなりませんか。


現代の若きバカものたち

第1章 現代の若きバカものたちの中で、何もしようとしない何も努力しない、それでも俺はやればできると思っている若者に対し、「やればできると思っているバカ」とこき下ろしています。そして「やればできる」について、著者は次のように書いています。

 あまりにも当たり前のことなので、言うのも気が引けるが、「やればできる」という言葉は、「やればできた」者が言う言葉だと思う。過去に頑張った結果、あることを達成した経験のあるものだけが口にできる言葉なのだ。人は努力を重ねることで、どれだけ「やれば」どれだけ「できる」かということを体で覚えていく。「やればできる」という自覚と他からの評価はそうやってできていくものだと思う。

 

ワールドカップラグビー日本代表の選手たち

今朝のアメリカ戦に勝利し、これまでなし得なかったラグビーワールドカップ予選で3勝をあげた日本代表。世界一辛い練習に耐え、どこにも負けないフィットネスを創り上げ、日本人の優位性を活かした戦い方を身に付けてきた日本代表。百田氏流に言えば、「やればできる」と堂々と言えるのは間違いなく日本代表の選手たちだろう。そして2019年に開催される日本でのワールドカップ代表候補の後輩に言って欲しい。「君たちもやればできる。ベストエイト進出、いや決勝進出も夢ではない!俺たちがやったようにやれば・・・」と。