「One For All」「All For One」
シュートが決まると派手なガッツポーズとサポーターに対するパフォーマンスをするサーカー。対照的なのが、トライしても本当はしたいだろうが、ガッツポーズを抑えるラグビー。最近はもっと感情を表現してもよいのでは、と楕円球を跳ね上げたりするけど、「One For All」「All For One」の精神が、自己抑制してしまうラグビー。少し格好つけているっぽいけれど、それでも私はラグビーが好きだ。
ラグビーワールドカップ2015
堀江 翔太
大野 均
田中 史朗
福岡 堅樹
松島 幸太朗
山田 章仁
五郎丸 歩
この名前にピーンと来る人は、9月18日のTV中継から目を離せないでしょう。もちろん私もそうです。ラグビーワールドカップ2015の日本代表メンバーの中で、私が活躍を期待している人たちです。
いつの頃から・・・
高校・大学と一度も楕円球に触れたことのない私が、ラグビー大好き人間になったのは、いつの頃だったろうか。明治大学から快速センターの森が入社し、続けて大学ラグビーのスーパースター松尾も入ってきた新日鉄釜石。地方の素朴なラガーマン集団に磨きがかかり、5連覇、6連覇、7連覇と敵なしとなった頃でした。その当時は、まだ日本選手権が成人の日(1月15日)に開催されていました。始めて国立で真っ赤なジャージー着た新日鉄釜石の男たちを間近かに観、そして蝶のようにステップを踏んでトライをする松尾雄二を観たとき、鳥肌が立つ思いだったのを憶えています。
観たい、ジャパンウエイ
田中史郎の巨漢の敵を恐れぬ素早い球出しを、福岡賢樹のタックルをかわして抜き去る快速を、五郎丸歩の成功率85%と言われるゴールキックを、そして大野の接点でのこれぞ男の格闘技を観たい。9月18日の南アフリカ戦で見せて欲しい、ジャパンウエー。一時代を築いた大畑大介がTV番組で言っていました。「ラグビーは社会の縮図です。いろいろな人がその持ち味を活かして活躍できますから・・・」。味のある言葉です。理想をいえば、こんな社会があるべき姿なのでしょうね
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