新たな人脈の広がりが・・・

釧路の中島さん

先日、北海道釧路のITコーディネータ(ITC)仲間である中島さんから私に依頼がありました。行政データのオープンデータ化で先進的な取り組みを行い、全国的に注目されている福井県鯖江市。彼が会長をしている釧路ITクラスター協会の10周年イベントに鯖江市のオープンデータ化の推進担当者(情報統括監)をお呼びして講演をしてもらいたいと考えている。ついては、地元の私にご支援をいただけないかと。さっそく中島さんを連れ、鯖江市の情報統括監を訪問してきました。結果、情報統括監には講演を承諾していただき、中島さんは大きな土産を持って、釧路に戻りました。


新たな人脈の広がり

一橋大学イノベーション研究センター教授で「日本元気塾」塾長でもある米倉誠一郎さん。著書『2枚目の名刺 未来を変える働き方』の中で、このようなことを書いています。「2枚目の名刺を持って会社以外の世界へ出てみると、新たな人脈が広がり思わぬ展開や結びつきでいろいろな変化が生じる」と。


75歳まで納税者になれる社会へ

東大の柳川憲之教授は寄稿しています。「60代、70代を高齢者と位置付けるのは、もはや適切ではない。日本の平均寿命が延びていることは良く知られている。が、実は寿命が延びているだけではなく、60代、70代の体力は、昔に比べて確実に上昇している。気力も充実しており、就業意欲も高い。この意欲を最大限にいかし、元気でやる気を持って働き75歳まで納税者になれる社会を構築していくべきだ」。そして「現在でも、有業者に占める自営業主の割合は、高齢期ほど高く、70~74歳の層で就業している人の3分の1が自営業主である。定年の無い自営業は、高齢者の活躍の場として、非常に重要なものとなっている。しかし、65歳以上の年齢層の有業率については、1960年代以降、緩やかながら低下傾向にある。今後の日本も、もっと雇用されない働き方を積極的に考えるべきであろう」と。


期待と希望は前向きな意識から

7月4日からITC認定用ケース研修が始まりました。11名の方がITCを目指して、厳しい6日間の集合研修と集合研修の前後に課せられたe-ラーニング学習にチャレンジしています。企業に所属し、企業から費用を出してもらって参加している人、コンサルをやっていて自費で参加している人、それぞれ立場は違えど、研修を終えて試験にも合格すれば、同じITCとなります。私にとって、ITCは2枚目の名刺です。この2枚目の名刺によって全国の多くの人とのつながりや、会社生活だけでは出会えなかった大きな人とのつながりが出来ています。その一人が、釧路の中島さんです。75歳まで納税者になれる社会において、元気でやる気を持って働けるためにはITCという資格は非常に有用だと思っています。今ITC目指して研修を受けている受講生のみなさん、「新たな人脈が広がりが、思わぬ展開や結びつきでいろいろな変化が生じる」を信じ、ITC資格取得後の期待と希望を持ち、頑張ってください。ただし、期待と希望は、本人の間向きな意識と行動次第ではありますが・・・。