まだまだ思考の前向きさは失いたくない!

頑張る63歳

先週は私にとって、ITの新しい時流に刺激された1週間でした。刺激を受けた1番目の話しです。少々ITオタク、しかし構想力には凄いものを持つ63歳のMさん。TShark(WiresharkのCUI版)とlibpcat。オーップンデータ化の形式の一つLOD(Linked Open Data)。これからのIT技術者の必須スキルとなるGitとGitHub。IoTのデータモニタリング、蓄積されたビックデータのオーップン化。昨日彼とITベンダーに同行し、夜はお酒を飲みながら、耳にした言葉と仕組み。私が知らなかったIT言葉を澱みなく説明する彼。「自社開発商品を増やし、ソフトウェアのライセンスによるストック・ビジネスを目指しております」。まさに時流を先読みした構想力が必要となります。まだまだアクティブな彼は、いつも私に刺激を与えてくれます。


「いちごじゃむ」、知っていますか?

知らなかった私。2番目の話しです。昨日と一昨日の日経北陸版には、「いちごじゃむ」と「ラズベリーパイ」関連のニュース。ともに果物、お菓子の話しではありません。1500円、4300円でで買える超小型パソコンです。鯖江市は、鯖江のITベンダーとともに、いちごじゃむを使って小中学生にプログラミング教育の支援を。かたや福井のITベンダーは、ラズベリーパイとアップルのiBeaconを使ってIT人材の育成を。鯖江市と鯖江、福井のITベンダー、頑張っています。


行政のオープンデータ化

3番目の話しは、近くで推進されているITの先進的な取り組みです。先日、北海道釧路のITC仲間から私に依頼がありました。行政データのオープンデータ化で先進的な取り組みを行い、全国的に注目されている福井県鯖江市。彼が会長をしている釧路ITクラスター協会で、鯖江市の情報統括監の講演を予定しているので、打診をお願いしたいと。「現在、釧路地域では一次産業である農業や漁業はもちろん、インバウンド観光や夏季の冷涼な気候をPRした本州からの長期滞在者などの観光振興にも大変力を入れているとこです。また、これから予想される人口減問題などの課題にも地域を上げて取り組んでいるところでもあり、オープンデータの活用が課題解決のひとつになると考えております」。来週17日、正式なお願いのため、釧路のITCと同行し、鯖江市の情報統括監を訪問します。


思考の柔軟さ、前向きさは失いたくない

ITコーディネータ(ITC)として知らないでは済まされない、これらのIT用語や仕組み、ITの先進的な取り組み。IT環境の変化に対応した中小企業支援を支援するITCにとって、時流を先読みした備えは必要でしょう。63歳のMさんと70歳の私。いい年してIT用語をキャッチボールして会話している二人。わからないと拒否しないで、こんな話しの会話ができる思考の柔軟さ、前向きさは失いたくないと思った1週間でした。