どれだけ使っていますか?
・One Drive
・DropBox
・Google Drive
・Yahoo Box
・Evernote
・Jimdo
・Cybouzu Live
・LINE
これらはすべて無料のクラウドサービスです。皆さんはどれだけ使っていますか?自分で使ってみて、会社の業務に活かそう! 先日、こんな趣旨のセミナーをふくい産業支援センターで実施しました。
GoogleDriveフォームの活用
最近はセミナーなどの受講申込みは、Web(ホームページ)から申込む方法が多くなっています。これには大きな理由があります。主催者の手間が省け、セミナー運営に大きなメリットがあるからです。Webからの申込み情報は、スプレッドシート(Excelシート)にデータとして蓄積され、一覧表として表示できます。この一覧表をセミナー当日の受付表として使ったり、セミナー後の受講者へのメールでのフォローアップに効率よく活用することも可能になります。ふくい産業支援センターでのセミナーでは、GogleDriveのフォーム機能とJimdoホームページを使って、ホームページ上に簡単なセミナー受付用ページを作成する演習を組み込みました。フォーム作成からホームページへのコード埋め込みまでの方法とスクリプトは、下記のとおりです。
Web申込みツール
1.フォームの作成
・GoogleDriveの新規メニューから「Googleスプレッドシート」を選択
・ツールメニューから「フォームを作成」を選択
・フォーム編集画面が開いたらタイトル名を入力
・タイトル名=FISCクラウドセミナー2015V2
・入力画面を作成
→確認ページには初期状態は「回答を記録しました」になっている。
→これを「申込み、ありがとうございました!」に変更
・フォームの送信をクリックして保存
・フォーム編集画面を閉じる
・スプレッドシート画面に戻る。
・1行目にはフォームで設定した項目名が表示される。
2.スクリプトの作成
・スプレッドシートのツールメニューから「スクリプトエディター」を選択
・スクリプトを作成⇒空のプロジェクトを選択
・スクリプトを貼り付ける
・2行目のメールアドレスを自分のアドレスに変更
・フォローピーディスクマーク(保存)をクリック
・名前を付けて保存(FISCクラウドセミナー2015V2)
・スプりプトエディターは開いたままにしておく
3.トリガーの作成
・トリガーマークをクリック
・「現在のプロジェクトのトリガー」の・・・今すぐ追加・・・をクリック
・実行は「mySendMail」を選択
・イベントは「スプレッドシートから」「フォーム送信時」を選択
・保存ボタンをクリック
・承認を求まられるので、そのままOKボタンをクリック
4.動作確認
・スプレッドシートのツールメニューから「ライブフォームを開く」を選択
・表示されたフォームに適当な値を入力して送信ボタンをクリック
・「申込み、有難うございました」の確認画面が表示
・画面を閉じる
・スプレッドシートの画面に戻る。
・先ほどフォームから入力した値が自動記録されていることを確認
・担当者と申込者宛てに【申込完了】のメールが送信されているのを確認
5.ツールの実行(ホームページへのコードの埋め込み)
・スプレッドシート画面「フォーム」メニューから「フォームを編集」を選択
・フォーム編集画面の「ファイル」メニューから「埋め込む」を選択
・IframeコードをコピーしてJimdoの部品「ウイゼット/HTML」に貼り付け
・フォームが表示される
function mySendMail(e) {
var mail_bcc = "k21yokoya@gmail.com"; //担当者
var name = e.namedValues["お名前"];
var company = e.namedValues["会社名"];
var yakushoku = e.namedValues["役職"];
var mail_to = e.namedValues["メールアドレス"];
var subject = "【完了申込のお知らせ】";
var body = company + "\n" + name + "様\n\n";
body = body + "この度は申し込みいただき、";
body = body + "ありがとうございました。\n\n";
body = body + "当日、お待ちしております。\n\n";
body = body + "クラウド活用セミナー事務局\n";
MailApp.sendEmail(mail_to, subject, body, {bcc: mail_bcc}); }
中小企業にとってのIT化のアプローチ
ゴールを設定し、ゴールに向かう道筋(要求事項)を定め、設計書(要件定義書)を作成する。そして設計書にもとづき、道筋の工事(プログラミング)を行う。しかし、クラウドの普及にともない、IT導入のプロセスが変わってきています。トライアル&エラーです。費用をかけずに、まずやってみて、効果を確認する。この繰り返しで、一定規模のシステムを作ることができるようになりました。クラウドサービスを自分で使ってみて、会社の業務効率化にどのように活用できるかを考える。そして上手く活用して業務に取り入れることは、中小企業に適したIT化のアプローチです。しかし、このようなトライアル&エラーをしながらのIT導入は、IT化の目標があり、課題やどのような経営効果を目指すのかが明確化されていて、成功します。このことはIT導入のプロセスが変わっても、不変なことです。
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