私にとっての誕生日とは・・・

喜多さんからの絵手紙

金沢在住の知人に、喜多ハウジングの喜多さんという方がいます。彼も私と同じ昭和20年生まれで、今年70歳を迎えます。私は4月11日生まれなので、一足先に70歳になりました。70歳になると社会は、結構、優しくしてくれます。バスの定期は「シルバー定期」となり格安ですし、厚生年金の保険料も払わなくて済みます。私のように現役で働いている人には有難いことです。喜多さんからは、毎月、絵手紙を送ってきます。今月の絵手紙は「自分が誕生日を迎えることができるのは、両親が自分を生んでくれたからです。ですから誕生日とは、ご両親に感謝する日です」でした。誕生日は人みな、それぞれの想いで迎えるのでしょう。祝ってくれる人もなく、寂しくその日が過ぎる人。日々忙しく、特に意識することもなく過ぎてから思い出す人。こんな年になったのかと嘆き節になる人。今年から一念発起!と毎年できないことを心に誓う人。そして、今ある自分に感謝し、新たに年を重ねて前向きに一歩を踏み出す人。などなど、百人百様の想いが想像できます。


京都で過ごした誕生日

私の誕生日(4月11日)は京都で過ごしました。京都の孫たちからは自分の書いた絵を、次女夫婦と福井に住む長女からは、佐々木内蔵介(タレント)の実家のお酒をプレゼントしてくれました。そして、次女の嫁ぎ先からは会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」の宿泊利用券をいただきました。京都の北、しょうざんリゾート内にある素晴らしいホテルです。私の家族やFacebookでコメントを添えて祝ってくれた方々に感謝です。


セカンドキャリア

高齢化社会の到来により、年金制度改革(開始時期の延長)が進行中です。企業では国からの定年延長(60歳⇒65歳)要請により、働き場所の確保が課題になってきています。元気で働ける人は生涯現役(~75歳?)を期待される社会になりつつあるということです。昨年から理事となり、いろいろな施策企画に参画するようになったNPO法人ITコーディネータ協会では、ITコーディネータを多く輩出している富士通やNECなどの大手ITベンダーに対し、セカンドキャリア支援プログラムを提案しています。これらの企業では、定年退職前にも役職定年制も設けていて、中堅サラリーマンにとっては、キャリア形成は大きな関心事です。これまでのキャリアだけでなく、役職定年後に必要なキャリア、再雇用後に必要なキャリア、独立するために必要なキャリア、いわゆるセカンドキャリアの形成が非常に重要となってきたのです。


私にとってのセカンドキャリア

55歳で独立して会社を起業。同時にITコーディネータの資格を取得し、ITコーディネータとしてのキャリアを積み上げてきました。私にとってのセカンドキャリアは、生涯現役のためのITコーディネータとしてのキャリアです。人に誇れるキャリアとするには、まだまだやるべき多くのことがあると思っています。これで終わりということはなく、キャリアとはこういうものでしょう。今年70歳を迎えたあなたの想いは、と問われれば、こう答えます。70歳は私にとって、セカンドキャリアの通過点ですと。そしてもう一つの想いは喜多さんからもらった絵手紙の言葉「自分が誕生日を迎えることができるのは、両親が自分を生んでくれたからです。ですから誕生日とは、ご両親に感謝する日です」です。