人を造る会社

経営方針説明会、感謝の集い

年々進化する会社が金沢にあります。今年で17回目となる経営方針説明会と感謝の集い。4回目から毎年参加していますが、今年は会社の勢いがこれまでで最高、圧倒されました。この会社とは、中古自動車部品のリサイクル業を営む会宝産業株式会社。今年の経営方針説明会と感謝の集いに参加し、あらためて、この会社は中古自動車部品のリサイクル業をやりながら人を造っている会社であることを実感しました。


新社長の経営方針

経営方針説明会において、近藤社長は来期から社長を近藤高行副社長に譲ることを明言されていました。来期には新社長となる近藤副社長の掲げる経営方針です。

1.Communication is Power(コミュンケーションは経営の力)

2.Above the Limmiter(自分の限界を超える)

3.Diversity(多様性を経営に活かす)

4.Change→TRANSFORMATION(変わることから質的変化を目指す)

5.fun Fun FUN(最も長い時間を費やす仕事は楽しく!)


松下幸之助

経営の神様と言われた松下幸之助さんには多くの名言が残されています。その一つに、こんな話しがあります。松下電器が世間一般にあまり知られていなかったとき、松下電器の社員が或る人に聞かれたそうです。「あなたの会社は何を造っている会社ですか」と。すかさず答え「電気器具を造っている会社です」と。そして会社で松下幸之助さんに報告したそうです。松下幸之助さん曰く「君な、うちは電気器具を造ってはいるが、人を造っている会社でっせ」と。


志ネットワーク青年塾

松下幸之助さんは晩年「松下政経塾」を創られました。塾頭を10年間務めたのは、現在、志ネットワーク青年塾を主宰している上甲晃さんです。経営方針説明会後に開催される今年の講演は、上甲晃さんの話しでした。志が人間力を高める。その気になれば、結果はついてくる等々、素晴らしい内容に感動です。講演の最後に白板に書かれた言葉は「難有(なんある)」。難有を受け入れ、有難(逆に読めば)いことと考える。そすれば「難有」は生きる力になると。この志ネットワーク青年塾に会宝産業さんは毎年2~3名の社員を入塾させているとのこと。近藤副社長はこの塾の1期生。過去13回、経営方針説明会・感謝の集いに参加して実感しました。近藤副社長以下、社員の成長が著しいことを。新社長の経営方針は会宝産業さんの人材育成の成果です。松下電器に劣らず会宝産業さんは人を造る会社と言えるでしょう。