子供を叱る母のような本気な教育と真剣な対話

2015年を占う

新春3日は、必ず駅売店まで行って買うものがあります。日本経済新聞です。大企業経営者が占う2015年の景気と株価という記事を読みたいためです。景気は「回復基調に戻る」一致、株価は「年後半2万円台」大勢、でした。


トリクルダウン

昨年「トリクルダウン(trickle down)」理論をよく耳にしました。トリクルダウン(trickle down)とは「徐々に流れ落ちる」という意味で、富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透するという理論です。企業経済の面で言えば、まず大企業の業績が向上し、次に中堅・中小企業そして零細企業の業績がよくなっていくというものです。景気は回復基調に戻り、トリクルダウンが進展する。そんな今年を期待したいものです。


新春インタビュー

「・・・今年は社員全員の戦力化を目指す。社員みんなが同じベクトルに向かってやる気になれば、大きな力になる。そのためには、真剣な対話が必要。仕事のやり方とかではなく、時には子供を叱る母のように、エネルギーをかけて本気で話すことが大事・・・」。高校の同級生でもある東証1部上場会社M社長の言葉(福井新聞の新春トップインタビュー)です。


人は最大の資源

私たちのIT業界(SIerとかシステム開発)は多重請負業界と言われています。トリクルダウンが当てはまる業界構造です。昨年来、「徐々に流れ落ちる」ように仕事が地方の中堅・中小、零細のIT企業に降りてきています。そのため、いかに要員を確保するかが大きな課題となってきました。当社でも昨年、新規に2名の社員を雇用し、今年も引き続き、新卒・中途採用を目指しているところです。採用した社員にはOff-JT(知識教育)とOJT(実務訓練)教育を実施します。社員を戦力化するには、子供を叱る母のような本気な教育と真剣な対話が大事。M社長の言葉はすごく参考になります。企業にとって、人は最大の資源ですから。