急激なネット社会の進展
今や私たちの生活に、ITは欠かせません。数年前までは、職場や自宅でパソコンを使っての文書作成、ホームページ検索・閲覧、メールのやりとりなどが主なITの利活用でした。しかし最近のIT利活用は、多様になってきました。スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末の利用。SNS、動画サイトなどのインターネットサービスの拡大。クラウドサービスなどによる情報の管理。これらの急激なネット社会の進展により、いつでもどこでも誰でも、情報検索・情報発信が出来るようになり、ネット上に膨大な情報があふれ、ビジネスや生活スタイルが大きく変化しました。
ネット社会の光と影
急激なネット社会の進展により引き起こされた、ビジネスや生活スタイルの大きな変化には、光と影の部分があります。簡単に情報発信できるようになったことから起きるトラブルが増加しているのは、まさに影の部分です。
・ネットいじめ、LINEでのグループ外し
・携帯電話やスマートフォンでの安易な画像・動画の投稿
・飲酒やカンニングしたことを投稿
・受けを狙っての悪ふざけをTwitterやfacebookで投稿
親子で学ぶ講演会
来週の日曜日(11月16日)、石川県七尾市PTA連合会から講演依頼があり、親御さんと生徒さん相手に、下記のような内容をお話しする予定です。
・クイズ<問題>
(「インターネット安全教室」経済産業省NPO日本ネットワークセキュリティ協会より)
・実際に起こった怖い話・・・
事例1
事例2
事例3
・インターネット社会のネット利用について
・スマートフォーンを安全に使おう
・LINEの上手な付き合い方
・まとめ
この講演のタイトルは「親子で学び、便利で快適なインターネットの世界をあなたの手に!」です。趣旨は、ITやネットの利活用を前向きに考え、その前提として安全に使うための知識や、リスクを回避するための方法を学ぶことです。
大人の役割
講演の最後のまとめとして、こんな話しをするつもりです。
(1)お父さん、お母さんには
利用に関するルールを決めましょう。 そして子どもから相談があったら、じっくり話を聞きましょう。日頃からケータイやネットの利用について、子どもと話をしていると、何かが起きた時にお子さんが相談しやすくなります。現実の世界も、ネットの世界も善悪の判断は同じです。大人が現実の世界の善悪や危険についての判断力、対処法を、いろいろな場面で伝えていきましょう。
起きている問題、対応、対応後の成果などの情報を学校間、教育委員会、保護者、地域で共有、蓄積しましょう。各関係機関(教育委員会、PTA、県警、各種相談窓口)と連携し、問題が起きたときに相談できるところがあることを知って、いざというときに備えましょう。
もっとケータイ、スマートフォーンやネットをコミュニケーションツールとして活用しましょう。メール、メーリングリスト、ブログ、SNS、そのほか、ネットにはコミュニケーション・ツールがたくさんあります。使いながら、子どもと一緒に学び、考えましょう。
(2)生徒には、
おなかが痛くなったときどうしますか?
先生や家族に言う。そして医者に行く。では、ネットで困ったことが起きたらどうしますか?先生や家族に相談する。そして適切な窓口で対応してもらう。君たち、約束しよう!
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