シニア世代の活性化は・・・

今日、スキャナーが宅配便で届きました。何をしでかす、の声が聞こえそうですが、本格的にネット図書館(リブライズ)を作ろうと思っています。クラウドサービス「リブライズ」は単にネット上に自分の図書を管理し、貸出をできるようにするだけでなく、本を通じて人が集まり、人と人とのコミュニケーションを活性化できる面白いクラウドサービスです。図書館以外に、本棚があるコミュニティスペースはたくさんあります。 そこでの本の貸し借りは、新しいコミュニケーションを生み出すはず。 しかし、人と人とのコミュニケーションを活性化させる仕組み、仕掛けはなかなかありませんでした。リライズはその可能性を秘めています。必要なのはバーコードリーダとFacebookアカウント、そして多くの人が使うようになったスマートフォーンだけ。サービスは無料ですぐに利用できます。ITは使えない、嫌やという人には紙にバーコードが印刷された貸出カードを使って近くのブックスポット(コミュニティスペース)で図書を借りることが出来ます。

 

 リブライズのブックスポットの一つに「CAFE RoCA」というのがあります。「熱海のまちなかを再生したい、そんな想いから始まるカフェです。 イタリアのーバル、スペインのバルのように、ふらっと立ち寄り、人々が交流し、会話を楽しめる。地元の人にとっても、熱海に住み始めた人にとっても、自分の居場所と思える。そんな空間を目指しています」。 

 

 私の住んでいる福井市足羽地区。この地区には街の活性化を目指し、20数年前から活動を続けてきた3Aクラブ(Asuwa Agument Action)という団体があります。しかし現在は、活動もマンネリ化し、会員の高齢化もあり、活動は休止状態です。今後どうするのか。数年前から、3Aクラブの会長は模索しているようです。定年を迎え、時間がたっぷり持てるようになった会員が楽しくコミュニティスペースに集い、生きがいに繋がる活動を自分のペースで行う。ブックスポット「CAFE RoCA」は、これから3Aクラブがどんな方向を目指すのかを考える上で参考になります。

 

 中華料理店を営んでいる3Aクラブの会員がいます。廃業するため、料理店を自由に使ってもいい、とのこと。今、このお店を少々改装して3A会員が自由に集えるコミュニティスパースにしようという構想が会長から挙がっています。 「CAFE RoCA」のように、ふらっと立ち寄り、読みたい本を読んだり、借りたり、コーヒーを飲みながら人々が交流し、会話をする。そして活動のアイディアを出し合う。そんなことを実現する仕掛けとして会員の図書を集めたリブライズのブックスポット「3Aクラブ」を作ってみたい。”知るは楽しみなりと申しまして、知識をたくさん持つことは人生を楽しくしてくれるものでございます”。NHKの元アナウンサー鈴木健二さんの言葉です。定年後のシニア世代は、まだまだ知識欲も旺盛のはずです。