心に引っ掛かった4人の言葉・・・

今回のブログは、今週読んだ本・雑誌の中から私の心に引っかかった言葉を書いてみます。

 

『AERA』(6月2日号)

現代の肖像に取り上げられているのは、夜10時まで365日無休の小児科医院(医療法人社団ナイズ)を開業している若き医師、白岡亮平です。三両でもめる二人に、大岡越前守が、自分は一両出すから二両ずつ分けなさい、という三方一両損の大岡裁きを引合いに出して、「誰もが少しずつ痛みを分け合って物事を変えていくという考え方が、僕には好きなんです」。

 

『PK』(伊坂幸太郎 著)

私の好きな伊坂幸太郎の小説。いつものように三つのストーリーが繋がっていく。「臆病は伝染する、しかし勇気も伝染する」。

 

『教養としての経済学』(一橋大学経済学部 編)

一橋大学経済学部の研究者が自分の専門分野を分担して共同執筆した本。平易でわかりやすい記述ながら、結構、読み応えがある内容です。以下、一部ですが本の目次を書いておきます。

1-1 経済の成長と個人の成長

1-2 賛否両論のTPP

1-3 なぜギリシャを日本が助けなければならないか?

1-4 どうして貧困なのか?

1-5 日本の財政について考える

教養は、過酷な状況で生き抜いていく力を与えてくれる」。

 

『田中角栄という生き方』(別冊宝島)

最近、田中角栄についての本が元秘書や田中番記者から出版されていますが、この本は、これまでメディア等で見ることがなかった写真が多く掲載されていて、あらためて田中角栄の人間的魅力を感じさせてくれます。田中角栄語録1「世の中は白と黒ばかりではない。敵と味方ばかりでない。その間にある中間地帯、グレーゾーンが一番広い。心理は常に中間にある」、2「子供は3人つくりなさい。2人だと、親の膝にいつでも座れる。でも3人になれば、そうはいかない。生存競争に目覚め、反射神経が身についてくる。これが後に子供たちを助ける」、そして3「男にとって、女は砥石のようなものだ。接するたびに、男はすり減っていく」。外に二人も女性を囲うと大変なんですね!