こんな感慨に耽る年になりました・・・

北陸の桜はもうすぐ満開です。最近は地球温暖化のせいか、私の誕生日(4月11日)より早く桜が満開になります。今年69歳、来年は古希(70歳)を迎えます。唐の詩人杜甫の詩「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」に由来する古希。まだまだ気分的には還暦くらいですが・・・。

 

 この時期、通勤や出張で電車に乗ると、多くの親子連れを見かけます。入学式や入社式に出席する親と子。これらの人たちを見ると、私が大学に入学した時のことを思い出します。私が大学に入学したのは昭和39年。時代は変わったと言えば、それまでですが、私たちのときには考えられない光景です。

 

 新幹線がまだ開通していなかった木造の駅舎、仙台駅。地方から遠くの仙台までやってくる後輩を、県外の多くの高校の先輩が改札口で出迎えてくれた駅舎。懐かしい思い出は50年前のことになりました。私の卒業した高校(福井県藤島高校)からも7名が仙台に。先日、この7名の内、東京に在住の二人と飲む機会がありました。その席で、古希を前に、今年の5月に福井で「7人会」をしようということになりました。7名は、熊本、姫路、東京、福井と住んでいる場所は離れていても、大学時代を福井から遠く離れた(当時は遠かった・・・)仙台で過ごしたという思いを共有している仲間です。

 

 まだまだ現役の私にとって、高校・大学の同級生と飲むよりも、仕事で関わりの深い人との飲み会が多い。しかし、この7人には特別の想いがあります。酔いが回れば「青葉もゆる・・・」歌いだしたくなる7人会の同窓会。全員、揃うことを願っています。ハタ、コデラ、オオハラ、フジキ、シバタ、タナベ、名前を呼び捨てできる仲間はいいな・・・。こんな感慨に耽る年になりました。4月11日です、私の誕生日。