挨拶は先に・・・

以下の症状はどのような人のことを言っているのでしょうか。

・憂鬱になるが、楽しいことには気持ちが明るい

・自分に甘く、他人に厳しい

・いくら寝ても寝足りない

・少し動いただけで強い疲労感を感じる

・だるくて重い感じがする

私も含めて自分の症状にそっくり、と思う方は多いでしょう。毎日仕事で多くのストレスを感じるサラリーマンであれば、これらと無縁の人はまずいないでしょう。この後、続きます。

・比較的若い世代に多い

・自分はうつ病と主張する

ここまで来ると、自分とは少し違うかと。新型うつの人の症状だそうです。

 

 昨日、ITコーディネータの福井県組織(福井県情報化支援協会)での研修会で、坪田ITCが講師として話をしたテーマ「メンタルヘルス ラインケア研修」から一部を紹介したものです。この研修のねらいは、職場の管理者はストレスの基礎知識を知り、メンタルヘルス対策を行う意義を知る。そして管理者自らもセルフケアにつとめ、管理者としての役割を果たす。職場のストレスには多くの要因がありますが、その中でも労働時間の多さや人間関係は大きな要因となっています。特に人間関係による強いストレスは上司によりパワーハラスメントが原因で誘発され、最悪、うつ病になる場合もあります。職場内で優位な立場にある上司や同僚が、業務の適正な範囲を超えて精神的・肉体的な苦痛を与えたり職場環境を悪化させたりする行為、これをパラーハラスメントといいます。

 

 今弊社では離職者のための職業訓練を行っています。3ヶ月間かけてパソコンスキルを身に付け資格も取得して、就職できるようになるため訓練です。当然のことながら、仕事をする上ではパソコンスキルだけでなく、ビジネスマナーも非常に重要で、カリキュラムにも入っています。ビジネスマナーは挨拶から。まず挨拶できること。そして身だしなみ、言葉遣い、コミュんケーション等々、ビジネスマナーの基本を学んでもらいます。

・挨拶をする

・言葉遣いに気をつける

・礼儀作法・立ち居振る舞いをわきまえる

・身だしなみに気をつける

・約束を守る

仕事をする上で、なぜマナーが必要なのでしょう。

 

 職場でビジネスマナーをわきまえない部下を見ると、つい注意したくなります。注意から叱責、雑言罵倒へと。雑言罵倒とパワハラの境目は難しいのですが、相手の関係性が大きく影響すると言われています。日頃からコミュニュケーションを良好にしていれば、いくら雑言罵倒されても、部下は自分の非を認め、上司の意を汲み努力し、成長していく。コミュニケーションは挨拶から。「あいさつ」は”あかるく”、”いつも”、”さきに”、”つづける”。特に”さきに”が大事です。常日頃、上司は部下に対し、先にあいさつする。これも管理者の大きな役割。私はこれだけは徹底しています。家でも家内に対し、会社でも社員に対し、先に挨拶する。おはようは、「おはようございます」と。弊社のような中小・零細企業は、社員が会社を辞めずに仕事をしてもらうには、社員に注意はしても、上から目線の経営はしてはいけません。パワハラなんてもってのほか・・・。