モバイルクレジットカード決済

今、「Square」、「Coiney」、「PayPal」、「楽天」の4つのモバイルクレジットカード決済が注目を集めています。簡単に言うとスマートフォンに専用リーダーを装着するだけで、個人事業主や小規模事業者でもクレジットカード決済をお客様に提供できるサービスのことです。デパートや飲食店などでカード決済をする際、レジの横などにある読み取り端末にカードを通します。あのシステムをスマートフォーンとクラウドサービスで実現するのがモバイル決済です。先日、私もモバイル決済サービスの一つ「Square」のカードリーダーを取り寄せ、実際に使ってみました。操作も簡単で、いろいろな場面での活用が想像できます。操作手順も従来のカード決済とほぼ同じですが、モバイル決済がちょっと違うのは、モバイルデバイス上で処理を完結させられること。お客さんの署名も画面上に入力する電子サインなのです。レシートも「メール送信」が基本。もちろん、紙に出力したレシートを印刷するオプションも用意されています。モバイル決済には、初期コスト・運用コストが極めて安い、導入が簡単、決済後の入金サイクルが短い(1日〜1週間程度)という、従来のカード決済システムに比べて大きなメリットがあります。


・導入が簡単

簡単な審査で個人事業主でもすぐに導入できます。今までのクレジットカード決済は、審査があり法人のみ利用が可能でした。

・初期コスト・運用コストが極めて安い

モバイル決済は、スマートフォンさえあれば、初期費用ゼロ、月額費用ゼロ、決済手数料3.24%~始めることができます。クレジットカード決済は、高額な初期費用、月額費用がかかったうえに、手数料が5%ということも珍しくありません。

・決済後の入金サイクルが短い

早ければ翌日に事業主のもとに入金されます。これは資金に余裕のない個人事業主や小規模事業者にとっては大きなメリットの一つです。一方、お客様は通常のクレジットカード利用と同じ支払サイトなので変わりありません。


 では次に、ビジネスにおいてどんな活用ができるのだろうか。次のようなシーンでの活用が想定されます。個人店(カフェ、パン屋、ラーメン、ネイルサロン、エステ)、宅配サービス(寿司、弁当、お花、ケータリング)、出張サービス(修理、整体、ハウスクリーニング、便利屋、家庭教師)、移動販売(弁当、軽食、アクセサリー)、その他にもセミナー、イベント、フリーマーケットなど様々な場所で活用できそうす。私の会社では、パソコンのセミナー・研修やコンサルティングを行っていますが、受講料やコンサルティングの決済で、法人相手ではクレジット決済は難しいですが、個人相手には利用できそうです。費用が大きいと、クレジット決済は喜ばれると思います。


 「情報革命」という言葉が言われるようになって久しいですが、情報機器は大型コンピューターからパソコン、そしてスマートフォンの時代になってきました。私たちの生活やビジネスの中に、スマートフォーンやタブレット等携帯可能なコンピューターを外に持ち出し、インターネットに接続して使用するモバイルが広がってきています。その結果、個人の生活やビジネスのさまざまなシーンで現実とインターネットの垣根が取り払われつつあります。スマートフォンの普及も追い風になり、インターネットの中だけの消費活動やサービス提供から、リアルの店舗・施設と連携した形へと急速に変化しているのです。この現象は、ビジネス的にはO2O(Online to Offline、ネットの情報と実店舗への集客や購買を連携させる取り組み)と言われ、現実の世界の中に浸透しつつあります。情報革命はますます加速していきます。これからの5年で、モバイルクレジットカード決済が普通の時代になっているかも知れません。いや、もっと違った素晴らしいサービスが出現している可能性も・・・。

 

*読んでいただいて有難うございました!

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