三浦雄一郎にはなれなくても、せめて・・・

87歳、毎日お仕事に行く、元気なおばさん。8時45分福井駅発の通勤電車で一緒になるおばさんと、いつも「おはようございます!」と挨拶を交わします。今日はじめて、会話をしました。「おばさん、お仕事に行っているんですか。お年、いくつになりました」。「私87歳になりました。コーヒーの卸屋さんで使ってもらっています」。おばさんは私に、「いつもお見受けしていると、コーヒーがお好きなようですね。今度、コーヒーをあげます。いつもこの電車ですか」。これに応えて「いつもこの電車とは限らないんですよ」・・・。いつまでも、この電車でお会いできるよう、元気でいてください。


 先週は私たちシニア世代を勇気づけてくれたビッグな出来事がありました。「史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)に登頂した冒険家の三浦雄一郎さんが29日帰国し、東京都内で記者会見に臨んだ。日本は2カ月ぶり。家族らと偉業達成の喜びを分かち合うとともに、新たな挑戦への意欲も語った。校長を務めるクラーク記念国際高校で会見した三浦さんは、「楽しみながら、苦しみながら命がけで夢を達成した」と、真っ黒に日焼けした顔で笑った。登山途中に8500メートル地点のキャンプで手巻きずしをつくったり、茶会を開いたりして気分転換を図ったことが印象に残ったという」(朝日新聞DEGITALL版より)。

 今日は1日、ノートパソコンとタンブラーに入れたシアトルコーヒーを持ち込み、図書館にいます。最近、土曜日は会社に行かないことにしました。会社は休みなので、行かないのが普通と言われれば、それまでですが・・・。しかし、土・日の休日のうち1日は、自分の時間として有効に時間を使いたい。そしてこれが重要な要件ですが、往復1時間程度は歩きたい。これを叶えることが出来るのが、福井駅近くの図書館なのです。


 通勤電車で一緒になる87歳のおばさん。80歳で世界始めて世界最高峰のエベレストの登頂に成功した三浦雄一郎さん。ともに私とはひと周り以上離れた高齢者です。毎日歩いて会社に通勤するおばさん。ザックと靴に重りをつけて歩行訓練に励む三浦雄一郎さん。モータリゼーションの過度に発達した私の住む北陸では、毎日歩くことは、強く意識しないと出来ない、努力の要ることです。なにせ、マイカーが無かったら生活できない、と思っている地方ですから。健康はバランスのとれた食と運動。バランスを考えて食事を用意してくれる家内の食事を感謝して食べ、毎日1時間程度は必ず歩く。そうすれば、三浦雄一郎さんにはなれなくとも、87歳まで元気に働くことは出来るでしょう。今図書館でパソコン専用席に座ってこのブログを書いています。目の前に貼ってある「ご利用は60分以内でお願いします」の掲示が気になっています。もうすでに、5時間以上、経ちました。そろそろ退席しよう!