印刷本への拘りを捨てて、電子書籍端末を

最近、北陸線の通勤電車内でもよく見かけます。電子書籍端末で本を読んでいる方を。つり革に片手を通し、もう一つの手で端末を持ちながら、本(多いのは漫画ですが)を読む。漫画本は混み合った電車内では、本を広げて読めない。これが電子書籍端末であれば、可能なんですね。私のITコーディネータ仲間もFacebookで書いています。「最近、電車移動時や暇な時間にKindle本を読むのが日課になってきました。紙の本もこれからも読んで行きたいと思いますが、Kindle本は100円からあり手軽に読めます。ここ最近で参考になった本は『一流の品格、三流どまりの品格』や『カッコ悪く起業した人が成功する』、そしてマーフィーを解説したKindle本は良かったです。Kindle本は紙の出版物とは違い、厳しい(笑)出版社の手や指示が入らない分、著者のストレートな表現が魅力だと思います。・・・」


 私は、結構、新しいものに飛びつく方です。パソコンやモバイル端末などの最新の電子機器をいろいろ持っています。常時カバンに入れているのは、起動が抜群に速いウルトラノートパソコン、モバイルWifiルーター、iPod Touch、自宅には最近使うことが少なくなったタブレット端末が2台(iPad2、Aconia)。それでも電子書籍端末だけは、今日まで飛びつかなかったです。その理由は、本は印刷物で読まないと読んだ気がしない、本に書き込みをしながら頭に内容を記憶させる、読んだ本は書棚に収め、必要なときに読み返す。そのような印刷物の本に対する拘りがあったからでしょう。しかし最近、その拘りも薄れ、電子書籍端末で本を読んでみようという気になってきました。 そこで人気の高い電子書籍専用端末4種類をネットで比較、調べてみました。

(1)Kindle Paperwhite 3G
 フロントライトを内蔵し、暗い場所でも電子ペーパーディスプレイの視認性を確保した「Kindle Paperwhite」の3G回線対応版。日本では11月19日より出荷が開始された。NTTドコモの3G回線を使用するが、通信料金はAmazonが負担するため、ユーザーは回線契約や月額料金の支払いなど不要。対応する電子書籍ストアは「Kindleストア」。1万2980円。


(2)BookLive!Reader Lideo(BL-121)
 凸版印刷のグループ会社が運営する電子書籍ストア「BookLive!」の専用端末として12月10日発売。
UQ WiMAXの通信機能を搭載しており、ユーザーは回線契約および通信料金不要で電子書籍ストアへアクセスできる。「箱から出してすぐ使えること」がコンセプト。各端末が固有IDを持っており、購入後に誕生日と性別、パスワードを設定するだけでセットアップが完了する。NECが製造・供給している。8480円。


(3)kobo glo
 7月に国内投入した「kobo Touch」に続けて楽天koboが投入してきた電子書籍端末。フロントライト
を内蔵している点などで進化している。11月15日発売。本体のカラーバリエーションが「ブラックナイ
ト」「ピンクサンセット」「ブルームーン」「シルバースター」の4色あるのも特徴。対応する電子書
籍ストアは「koboイーブックストア」。7980円。


(4)Reader PRS-T2
 ソニーの電子書籍端末「Reader」シリーズの最新モデルで、9月21日発売。前のページで表示されていた文字の残像を抑える独自アルゴリズムを用いることで、電子ペーパーの特性として必要な画面の白黒反転を最大15ページに1回の割合に減らすなどの改善を図った。本体のカラーバリエーションは「ブラック」「レッド」「ホワイト」の3色。電子書籍ストアは「Reader Store」のほか、「紀伊國屋書店BookWebPlus」も利用可能だ。9980円。


 地元福井では、勝木書店と福井新聞が共同してBookLive!Reader Lideoを販売しています。福井新聞と朝日新聞の厳選電子版が1月31日まで無料(以降は400円/月)で購読でき、かつWifi通信料も無料としています。電子書籍専用端末としては価格(8,480円)を考えると、魅力的です。今、これまでの本に対する拘りを捨て、電子書籍端末の購入を検討しているいるところです。新しもの好きは、年を重ねても旺盛でいたいものです。さあー、トライしてみよう!