非日常のファシリテーション漬けの2日間

11月3日と4日、石川県能美市の能美市ふるさと交流研修センターで合宿を行いました。北陸3県のITコーディネータ25名が集まり、富永ファシリテーターによる24時間ワークショップです。テーマは「ITコーディネータってなんだ」。食事とお風呂、寝ている時間以外は、ファシリテーション漬けのワークショップです。休日返上の2日間、初めての体験に戸惑いながらも、大きな気づきもありました。

 

 ファシリテーションとは、会議やミーティング等の場で、参加者に発言を促したり、話の流れを整理したりして、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称を言います(Wikipediaより)。このファシリテーションに必要な基本スキルとしては、質問や発言をし、要約すること。話を聴いたり、話を引き出したりすること。グループの調整をし、グループのコンセンサスを導き出し、意思決定をするプロセス作業をスムーズに運ぶようにすること等があります。そして、これらのスキルを身に付けた人を、ファシリテーターと呼びます。会議の司会進行や、ワークショップの進行役というとイメージしやすいでしょう。

 

 自分のこれまで、今の自分、これからの自分。時代の移り変わりとともに、自分の心に感じたことや思いを、時にはペアリングした相手と対話しながら、時にはグループの話し合いの中で、身体と心を緩めて言葉にしてみる。全体で輪を作り、みんなが発する言葉に耳を傾け、聴いてみる。独特の間合いで語りかける、ファシリテータの富永さん。柔らかな雰囲気を醸成し、質問をし発言を促しながら、富永ワールドの世界に知らず知らずに引き込んでいく。

 

 人は目標を設定すると、目標を達成するために必要な知識を習得します。目標の達成のために、外から取り込んだ知識をベースにして物事を考え、仕事をやり遂げようとします。しかし、これまで自分の中にためてきたものを感じ、見つめることが半分ほどあっても良いのではないか。これからの自分を描くためには! ITコーディネータになったときの想いを振返り、今活動しているITコーディネータとしての自分を見つめ、これからITコーディネータとしてどうあるべきか考えてみよう。非日常の、富永ワールドに浸った2日間でした。